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人魚伝説 [DVDやら映画やら]

白都真理さんの映画。主人公だから当たり前か。天気が味方するとかファンタジーっぽい味もある。まさに「伝説」のよう。圧巻は後半のやりまくりなのは言うまでもないが、それよりも宮本社長との戦いがよかった。さすが海女さんというやり方。海中の海女シーンがきれい。この辺も「伝説」っぽい。「あまちゃん」の海女つながりではないが、白都真理さんと橋本愛さんは顔の形が似ている気がする。清水健太郎さん演じる宮本息子とかとのエッチあり。体位を盛んに変えたり、ボカシがあったりするエッチシーンだけ観ると、日活ロマン映画と言われてもおかしくない。なんて思ったら監督が「赤い淫画」や「ハサミ男」の池田敏春さんだった。原発を建てようとする国と企業に対する反旗というと、成田抗争や今もある原発反対のような極左っぽい精神かと考えてしまうがそうではない。白都さん演じる主人公は、捨て鉢な結果かもしれないが、原発なんか勝手に造ってくれれば良いと考えている。彼女にあるのは、やられた夫の復讐だけ。誰がやったのかはっきりしないので、手当たり次第に手を付けた。一人やるごとに、こいつもか、あいつもかと、疑念が沸いてくるのだろう。最後には「また悪い奴は出てくる」云々なことを口にする。やったあとに警察が集まる。どんな最期になるのかドキドキしたが、良いラストだった。まさに「伝説」。彼女が襲撃前に浜で「嵐が~」云々という台詞は伊達でなかった。部屋で髪を切り、それをちょっとずつ小皿の火にくべるシーン。髪のくすぶる臭いが伝わってきそう。良い人は部屋の世話をしてくれる老婆の旦那さんだけ。一人だけでもそんな人がいると安心する。人魚伝説のタイトルに納得する。彼女は生き延びるべきだ。本多俊之さんの音楽も良かった。彼は「ハサミ男」でも音楽を担当していた。ああ面白かった。良い天気だがちょっと曇りか。


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