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ラスト・ワルツ(The Last Waltz) [DVDやら映画やら]

The Band の映画。この映画を観たとき、彼らの曲は「The Weight」くらいしか知らんかった。冒頭、ラスト・ワルツのテーマをバックに、街中の風景~コンサート会場が映し出される。街中の様子はすごく都会というわけでもないし、きれいでもなかったので、アメリカもこんなものなんかと思った。The Band のことは良く知らなかった上、ゲストのこともあまり知らんかった。そんな映画をなぜ観たかというと、The Band を聴いてみたかったこともあるが、なんといっても、エリック・クラプトン (Eric Clapton) とマディ・ウォーターズ (Muddy Waters) が出ていたことだ。あとボブ・ディラン (Bob Dylan) も。マディはこの映画で初めて観たんではなかったかなあ。「Mannish Boy」を歌う彼の、ぶれない身体と手振りがかっこいい。クラプトンのギターストラップが外れて、ロビー・ロバートソン (Robbie Robertson) がソロを続けるシーンはとても有名だと思います。ここでのクラプトンとロビーのギタープレイの違いは楽しい。音楽は個性である。二人のステージ上の立ち位置というか、物理的距離感やカメラへの収まり方・遠近感がなんというか良いです。でも、クラプトンは最初からストラップが外れるように付けてたんではなかろうか。外れる前のストラップボタンを見ると、ストラップが不自然に曲がっていて、直ぐに気がつきそうなもんだが。この映画で好きになった曲は、ディランの、「Baby, Let Me Follow You Down」。あらためて彼もロックだなあと感じながらも、英語で歌えば何でもロックになるなあとも思った。ギター好きとしては、使っているギターが気になりいます。ライブでのロビーは、改造 Stratocaster がほとんどだが、サンバーストのノーマルも使っている。良く見ると、トレモロ無しのハードテイルブリッジだった。うーん DVD は便利だ。ノブは Telecaster っぽいメタルノブ。できるもんなら、Telecaster も使って欲しかった。リック・ダンコ (Rick Danko) が弾く、Ampeg の スクロールヘッドベース の不思議な形にも興味を持ったなあ。リックのピックを多用する弾き方が印象的。この映画を観て気がつくのは、心から笑顔なのはロビーだけということ。他の人はほんとうに解散に同意していたのか。せめて活動休止にしとけばよかったのに。やっと The Band が日本に来たとき、ロビーはいなかった。元々、ドラムやベースの人が歌っている曲が多かったが、コキカキコキってギターはロビーだけだなあ。残念だった。最後、ステージにゲストがそろうが、ロビー、ディラン、クラプトン、あと、ロニー・ウッド (Ronnie Wood) のギターが4人とも Stratocaster なのには笑ってしまう。やっぱし良いギターだなあ。


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