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ヒドゥン・フェイス(La cara oculta) [DVDやら映画やら]

スペイン語の映画。とても美人の女性が、男の愛を試そうと隠し部屋に潜んで姿をくらましたつもりが出れなくなった話し。確かに一人になるには、携帯電話の電波が遮断されたほうが、GPSとかで場所が知られなくていいなあ。幽霊映画とも、ホラーとも、ミステリーともスリラー、はたまたラブロマンス、どれにもあてはまるという、すばらしい作品。血とかグロなシーンはないけど怖い。男、スペイン人のアドリアンはわりかし良い男。良い職業だし、広い家に住んでいる。賃貸だけど。こんな広い家では、泊まっていけよと言われて、断る女性はいないかも。バーの女性、コロンビア人のファビアナも泊まってしまった。でもなんかこの家は変。なんだか変な雰囲気。それは風呂や洗面台にはった水の波紋や音。疑わしい人間がアドリアンだけというのが、この映画を分かりやすくしてます。失踪したスペイン人ベレンに関して、彼を疑う刑事は広い家にやっかみを見せ、彼をとにかく疑っている。たしかにアドリアンはあやしい。非がないように見えるし、何かを隠しているようにも見える。彼は指揮者という仕事に熱中し、美の後ろに隠れたものに興味がある芸術家肌である。でも彼女を顧みなかったり、ちょっと浮気なところがまずい。しかし彼が実際どうなの?というのは、中盤に入るとすぐ分かる。マジックミラー越しに二人のアレを見せ付けられたり、そんなものを見せつけれられても、彼との写真を見て涙するベレンには同情します。ファビアナも何か分かってきた。彼女とベレンのやり取りにハラハラします。それにしてもファビアナは、アドリアンがベレンをそうしたんじゃないかとは疑わないのだろうか。かわいそうなのはアドリアン。結末を見る限り、彼は一生疑われ続けそうだ。男女3人だけのドラマにもできたかもしれないが、警察や楽団とか、大人数なのが良かった。ああ面白かった。


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