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東海道お化け道中 [DVDやら映画やら]

いつもやさしい顔をしている左卜全さんが怖い。前二作とはちがって、お化け・妖怪というより人間ドラマ。人情物語。子供と一緒に映画を観に来た大人のための映画。子役良し。子供相手に丁半賭博とはほんとにゲスな大人たち。小さいサイコロに、あんな秘密があったとは。よく考えたら、いくら形見とはいえ、けっこう怖いことするお父ちゃんです。そのお父ちゃんは戸浦六宏さん。役者さんによっては、どう見ても悪人だとか、イメージが付いて回ることが多いが、この方はどっちともいえない、なんともミステリーな雰囲気を持つ方です。でもサイコロになっても子供を守るなんて、泣けるではないですか。ラストで妖怪にいましめられるシーンは、お化けの造形も怖いが、人間同士が斬り合って血が出たりというのがけっこう怖い。子供にはきつかったんではないだろうか。毎回笑いをとる役者さんが出ているが、今回は島田洋介さんと今喜多代さんのかけあいです。紳介さんと今いくよ・くるよさんの師匠だそうです。島田洋介さんは、今でいうと柔道の篠原さんの雰囲気に見えてしまう。身体がでかいというより、今さんが小さいか。どういう形であれ、こうして映像に残るというのは、その人の足跡をたどる術として良いことではないでしょうか。妖怪百物語、妖怪大戦争とこの映画。三作三様。どれも面白かったです。やっぱりダイモンと油すましがかっこいい二作目がよかったか。


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