SSブログ

棒の哀しみ [DVDやら映画やら]

この映画を観て何を考えるべきかというと、ほんとうはもっと別なところだろうと思うが、やはり永島暎子さんしかいない。この映画は彼女を中心に回っています。同じヤクザ映画というジャンルでも「竜二」では平穏な幸せだけを願う真面目な奥さん役でしたが、今回は愛人でやり手女性といったところか。奥田さん演じる主人公の田中は、気に食わない年下の兄貴分とか上納金とかに頭を抱えては、永島さん演じる芳江さんのところに足を運ぶ。女を手に入れたら芳江さんとこ、怪我をしても芳江さんとこ、部下と会うのも芳江さんとこ、もちろんエッチするのも芳江さんのところ、おまけに女性同士で・・・なんていうのも芳江さんのところに足を運ぶ。彼女なくして田中という人間は成り立たない。地球上で芳江さんが不在として、それは小さな変化かもしれないが、田中に影響を与え、そして本家とか大村組とか大川組とか、街社会すべてに影響していくだろう。彼女、つまり永島さん無しでは始まらない映画なのだ。ああ面白かった。視点がちょっとちがうヤクザ映画。高島さんも出ていますが、ちゃんと服を着ています。でもビデオをそのままダビングしたようなDVDだった。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-261760.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。