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アフターショック(Aftershock) [DVDやら映画やら]

イーライ・ロス監督なので観た。まいりました。怖かった。悪魔も幽霊も病気もウィルスもゾンビも出てこないが、いちばん怖いのは人間だという映画。地震の後のパニックを描いてますが、場所が海沿いのチリだけに、TSUNAMI という言葉も出てきます。最も怖かったのは、瓦礫の下敷きになったグリンゴとギャングのやり取りのシーン。グリンゴがついつい動かした目線が・・・身をつまされます。最後まで観ると、良くも悪くも「疑い、そしてぶれない」人が助かっている。ポヨ、モニカ、消防士たちが逃げ込もうとした住宅街の門を、母親とおじいさんが守っている。おじいさんは情けから、ポヨたちを迎え入れようとするが、母親は彼らが脱走した囚人であると言い、頑として入れようとしない。そのあげくポヨを・・・。最後まで観たら、誰が正しかったか明白です。ポヨは暴走した消防車から消防士を助ける。それは犠牲を伴うものだったが、ポヨは消防士を信用して苦渋の決断で彼を助ける。それと話しはちがっても、最初にモニカを助けようとした地元のメイドや、教会の牧師。みなさん良い人だったが、手を貸したり、助けたりしたばかりに、ああ、なんということに・・・。行動のすべてが裏目にでる。スカっとするところは、モニカの勝利、そしてポヨが鉈でギャングたちをしばくところくらいか。でもしばいたところでイレーナが・・・んー辛い。この映画の主役はイーライ・ロスさんぽいが、他の方たちも彼に負けずに前に出ている。特にポヨ。しかし監督もしているイーライ・ロスは、自分も含めどんどん退場させます。この辺がご都合主義ではないなあと感心します。しかしポヨが助けたあの男はひどい。身体は大きいがちょっと気が弱そうにも見えて、良いやつかと思うときもあったが、なんてこった。モニカの未来はどうなることか。旅行先で地震にあったらどうしよう。仮に地震があるなら、冒頭にあったブドウ畑がいちばん安全そうだ。ポヨがワイン畑の女性をナンパ法は、なるほどなあと思った。ホステルもそうですが、最初良い思いをして、その後突き落とされる定石の展開。嫌なものを観てしまったと思いつつ、もう一回観てしまった。でも面白かった。おお、けっこう新しい映画だった。


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