SSブログ

悪魔の手毬唄 [DVDやら映画やら]

冒頭から永島暎子さんである。不幸で重要な役である。物語の重要な役であるにもかかわらず、出演者の名前が小さい。2、3番目くらいにもう少し大きな名前で出してくれていいものを。台詞の多い映画だけれども、すべてが普通の会話に聞こえる。弁士からトーキー、スーパーインポーズといった映画の歩みが興味深かった。トーキーの出だしの頃は、弁士が説明していたらしいが、スーパーインポーズで字幕が入ったことから、映画に弁士の需要が少なくなっていったらしい。横溝正史氏の小説は、よく東京とか都会を舞台にする江戸川乱歩氏とくらべて、田舎が多いと思う。その田舎がいちばん怖かったりする。もう少し子供だったら、映画に出てくるような家に一人で寝たくない。「よし、わかった!」の刑事は相変わらず不正解で、石坂浩二氏演じる金田一の推理は、殺人が起こらないと完結しないが、それもまたご愛嬌。この事件でもっとも功労した人は、永島暎子さんである。やっぱり彼女は脇役でありながら、ほんとうは主役なのだった。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-18506.html

女王蜂
獄門島
病院坂の首縊りの家
八つ墓村
犬神の悪霊
金田一耕助の冒険

写真集である。

at140921.JPG


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。