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ライブ帝国 SHEENA&THE ROKKETS [DVDやら映画やら]

神奈川県の TVKテレビで 1980年、82年頃に放映された番組をビデオにまとめたものらしい。40分程度と短いが、LP1枚分くらいの曲が収録されている。「オマエガホシイ」がダブってますが、ライブの定番曲でしょうから仕方がない。初期シーナ&ザ・ロケッツを堪能できるライブ。床にエフェクターが置かれていないステージ。まさにギター1本。浅田さんのベースがかっこいい。Guyatone LG-120T が使われている様子も楽しめる。
1 ユーメイドリーム: 「今日は暑い、ばってんまだ熱くしようや」という MC で始まる。「夢」と "You may" を引っ掛けた歌詞がかっこいい。鮎川さんは黒の Les Paul Custom。浅田さんはナチュラルにメイプル指板、白ピックガードの Precision Bass。シーナさんはベアトップというのか、肩は出ていてタイトなパンツスタイル。みなさん出で立ちが黒っぽくてロック。
2 オマエガホシイ: 柴山さん節全開の歌詞。作曲はシーナ&ザ・ロケッツになっている。1曲目と同じ収録な様子。使っている楽器も同じ。ギターソロでは鮎川さんのリズムとソロのダブルリックギターが光る。それを支える浅田さんのベースもリード・ベース的でかっこいい。観客がかなり前にせり出してきて、一時はステージに上がってる?ように見える。シーナさんにタッチするやからとかがいて、鮎川さんにギターで殴り飛ばしてほしくなる。
3 インタビュー: 宇崎竜童さんが屋外で4人にインタビュー。横浜のどこかなんでしょうか。知りませんけど。オフでは何してる?という話し。生まれ故郷でライブをするときの気分の良さ。レコーディングではキーボードが入っていたりするけどという質問に「四角四面には考えちょらんが、ライブではまだチャンスが無い。アニマルズのキーボードみたいな人がいれば」という話しに宇崎さんも同意する。シーナさんが控え目。あまりしゃべらない。
4 ベイビー・メイビー:鮎川さんが弾くギターは、見た目の様子から Guyatone の LG-120T っぽい。色はサンバースト。YMO のセッションでは TEISCO の TRG-1 を弾いていたような。でも Les Paul Custom もちゃんと後ろにスタンバイしている。浅田さんは黒色、ローズウッド指板、白ピックガードの Precision Bass。作詞がシーナさんで作曲が高橋幸広さんの曲。1、2曲目と違い、鮎川さんは大き目のジャケットとかちょっとポップな衣装。シーナさんのアップしたヘアスタイルがオールディーズ。浅田さんのセーターがシンプルでかっこいい。ここでもオブリガードとかベースラインが目立っている。もう少し上にベースを構えるとジョン・エントウィッスルさんとかブルース・フォクストンさんにも似ているような。客席に女性が増えている。これはシーナさんのソロアルバム効果かも。シーナさんもときどきヒップを振ったりして、歌っていてほんとうに楽しそう。
5 (I CAN'T GET NO)SATISFACTION: ベイビー・メイビーと同じライブ。同じ楽器。「OK、分かるかな?」でおなじみのリフを弾きだす。LG-120T 全体のアップあり。フロントPUが回転するギターだが、四角いエスカッションのようなものが見える。もしかすると外しているのかも。ブリッジは金属製だし、ピックアップのポールピースもわかれていないので初期型なんだろう。メインボーカルは鮎川さん。ここでも浅田さんのリード・ベース的バッキングが光る。THE WHO が演奏したらこうなるかも。
6 JOHNNY B GOODE: 引き続き同じライブから。言わずと知れた チャック・ベリーさんの曲。前の曲から盛り上がってる客席だが、小学生みたいなおかっぱな子も見受けられる。浅田さんのベースは相変わらずすごいが、まず音がでかい。ここで一度ライブも一区切りか。
7 YOU REALLY GOT ME: 洋楽ナンバー3曲目。シーナさんが上着を脱いで黒いシャツ姿。鮎川さんは黒い Les Paul Custom。背中を丸めてシーナさんが使っていたマイクスタンドを使う鮎川さんの様子が微笑ましい。ステージ前の観客の中でソロを弾く鮎川さん。後ろから見ると、この頃から Les Paul Custom のネック裏は塗装がかなりハゲているのが分かる。ステージ前ギリギリで足を踏ん張って歌うシーナさんの姿がかっこいい。浅田さんのベースの音がでかい。観客のあおられようは、このベースによることも多いだろう。
8 ライブステージ前: みなさん余裕。今度はキーボードの方もいて総勢5人。
9 DEAD GUITAR: 鮎川さんは黒いスーツに LG-120T。浅田さんはライダーな革ジャンに THE WHO の黒 Tシャツ。ブラウンボディ、黒ピックガード、メイプル指板の Precision Bass。イントロの高音リフがかっこいい。やっぱりこのベースがあるから3ピースでもオッケーなバンド。シーナさん抜きのロケッツで始まる。ライブアルバム「クールソロ」で初めて聴いた曲。エフェクトボードとかが見当たらないステージが清々しい。
10 PROPOSE: 黒い Les Paul Custom に持ち替えて、シーナのスペルを観客に叫ばせる鮎川さん。そして登場する赤いジャケットのシーナさん。作詞は糸井重里さんだったんですね。ステージ前にはさらに女性が目立っている。オルガンのバックが効果的な曲。
11 バックステージショット: 白黒3枚。
12 レモンティー: サンハウスでおなじみレモンティー。シーナさんが放った赤いジャケットを鮎川さんが受けとり、ステージ袖にポイ。鮎川さんが親指で合図すると、ドラムに合わせてシーナさんが「レモンティー!」とシャウト。観客から彼女を守るように鮎川さんと浅田さんが側に立つ姿がかっこいい。
13 ONE MORE TIME: 歌詞が柴山さんで作曲がイギー・ポップさんになっている。しかし曲は「オマエガホシイ」。「クールソロ」を出してライブをやるから、ピアやらシティロードやら朝日新聞とかで見つけて来てねという鮎川さんの MC。「DEAD GUITAR」からのライブはキーボードが入った分、鮎川さんの自由度が高い。シーナさんや浅田さんとのからみにも余裕がある。
14 アイラブユー: シーナさんの「アイラブユー!」のシャウトで始まる。鮎川さんがメインボーカル。イントロのギターリフを弾いている鮎川さんがちょっと慌て目にマイクスタンドに駆け寄る。サビのところでシーナさんと鮎川さんがひとつのマイクで歌うのだが、鮎川さんの汗がついたのか、頬を拭うところが微笑ましい。
鮎川さんがギターを弾いて歌う隣でシーナさんが踊ったり歌ったりしている姿こそが、シーナ&ザ・ロケッツなんだろうなと思いました。かっこよかった。

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