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転校生 さよなら あなた [DVDやら映画やら]

角川映画。大林監督の映画はいつからか四角枠に "A MOVIE" とタイトルを表示するようになったのか。見始めて変だなあと思うのは、斜めのアングルのシーンが多いせいだろうか。1時間39分でようやく高橋かおりさんが登場する。ピアノをトラックで運ぶドライバー。服装は自衛官というか、首からドッグタグを下げてアーミーっぽい。迷彩のキャップがかっこいい。背が高いところもかっこいい。相棒が勝野雅奈恵さん。40秒くらいの登場なのがさみしい。旅芸人の一座とか運送トラックがファンタジー。過激なエロに向かわないところもファンタジー。性を覚える前だったということか。その前に二人が入れ替わること自体がファンタジーですけど。蓮佛美沙子さんの下着姿や水着姿や手ブラについつい目をうばわれてしまうが、男子の制服とかも似合いそう。映画の中では女子の服装しかしていないが、だんだん中性的な顔に見えてくる。浴衣っぽい姿で寝転がって足を組んだり大股開いたりする姿が様になってたりして、ヒロイン役に選ばれた理由が分かる気がする。ハッピーエンドだか悪いのだか分からない展開。展開がけっこうシリアス。「転校生」ってこんな話だったっけか? もし入れ替わりというシチュエーションが無ければ、友だちとの別れという単純な話しで終わるところ。入れ替わりがあって初めて分かる自分、本当の想いに気づくこと、死にゆく自分を見るしかない状況、大人になる前に亡くなることの意味とか色々あるのだろう。いくつかは大人になって分かるであろうこと。入れ替わりのおかげでそこに気が付く。だから二人は誰よりも早く大人になった。そしてその友達も成長しましたとさ・・・と思って良いのだろうか。思い悩むのは高橋かおりさんたちドライバー二人。彼女たちはなんだったのか。荷台に載せていたのはピアノ。ピアノは一夫が得意とするもの。どこかに運ばれていくピアノは新しい弾き手の元に届くのか、それとも不用品回収か、リサイクルか。それが一美たちの行く末なのか。学校ではピアノを弾く・弾けないでひと騒動あるし、一夫というか一美がピアノを弾き語りするシーンもフィーチャーされていて、ピアノはわりかし重要なアイテム。携帯電話のストラップもピアノだし、一夫の女友達もピアノを弾く。ピアノは数ある楽器の中で、二人で連弾できる数少ない楽器の一つ。何か意味がありそうに思わせるのが監督の映画なのだろうか。高橋さんが出ていたから見た DVD なのだった。

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