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セブン・シスターズ(What Happened to Monday?) [DVDやら映画やら]

遺伝子とかクローン物かと思ったら違っていた。意味深な原題にくらべて、主人公たちの関係性そのものズバリな邦題。その関係性はすでに知られているので問題ないか。おそ松さんの六つ子を超えて七つ子の世界。それぞれ一週間の曜日で呼び合い、外出するのは週に一度。外ではカレン・セットマン一択。週休二日だとするとサタデー、サンデーは仕事をしないとして、フライデーも引きこもり気味に見えるが、もしかして週休3日かそれ以上? 人口過密の世界なので、案外仕事もシェアが当然の世界かもしれない。いちばんの見どころは祖父と少女7人の生活シーン。子役の子の目と表情がすばらしい。指を失う件では映画「プレステージ」のボーデンを思い出す。指を付けるという選択肢もあるのだろうがバレることを恐れたか。その指の事故も後々で関係するところが面白い。顔は似ていても、髪の色や形、肉体トレーニングオタクにハイテクオタク、ロマンチスト、反逆者的傾向など、みなさんそれぞれ性格とかが違う。それぞれに明確な自我があるのだから、「一人の女性を演じる私はいったい誰?」的な考えには及ぶのが当たり前。しかし母親的な子がいたり、チームワークや楽観的なことを考える子もいて、なんだかんだとうまくやっている様子。それが壊されていくところがこの映画。原題のとおり月曜日=マンデー=長女がそのきっかけになる。アクション的見どころはウエンズデイのシーン。彼女は日ごろの肉体的トレーニングだけではなく、本能的に戦いを欲しているのか、頭が切れるのか、指をあれしたりするところがすごい。戦うだけではなく、逃げるためにも走る走る。その中で追手である児童分配局を妨害する民衆がそう快。他の映画でもよく見られるトイレの洗面台を叩き壊すアクションが登場するが、本当に痛そう。絶対頭が割れている。区切りとして曜日のテロップが出るのだが、それは七つ子というより実際の曜日の経過。たった数日の出来事。上っ面だけみれば一人っ子政策への皮肉に思える映画。曜日の名を与えられた彼女たちは日分割で生き、一人の人間をシェアしている。これは一つの仕事をシェアすることにかなり近いのではと思う。安易にワーキングシェア、なんたらシェアリングを語ることが、デストピアみたいでなんだか怖い。シェアなんて、最後は自我とか欲が勝ってしまうんではないの? みなさんそろって生き残るのがハッピーエンドなんでしょうが、はたしてどうなることか。面白かった。

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