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METALCA メタルカ [DVDやら映画やら]

ガチャリックスピンがバンドメンバー役で登場する映画。バンドメンバーの中で渡辺奈緒子さんの演技が光る。俳優だからば当然か。しかしオレオレオナさんたちも負けてはいない。主人公カンナは、幼いころからヘビメタが好きで恐ろしい声で歌ったりして、母親は手を余している。その教育やしつけをめぐって両親はケンカ、そして離婚。パパは出て行った。その光景を見てカンナは追いつめられ、過呼吸みたいになり、最後にはもどしてしまう。ボーカリストになった現在でもそれをひきずっていて、ステージで歌えなくなることもある。おかげでメンバーからはさんざん言われる。おまけに恋人はヒモで DV 野郎。そこで出会ったのが秘密機関から逃げ出してきたゾンビ。強力なデスボイスを持つ彼に触発されたカンナは彼を「鉄男」と名付けバンドを組む。そのメンバーがガチャリックスピンの面々。キーボードのオレオレオナさんがメンバーを集めるのだが、ギターとドラムは別なアイドルとレコーディング中のところを連れ出し、ガールズバーでふてくされていた FチョッパーKOGAさんは、しつこい客にメタリカの Tシャツとメロイックサインを決めて出ていく。彼女のホットパンツというのか短パンがまぶしすぎ。この人はいつも短パンなのか。そしてバンド名は HANAJI。地も揺れるような鉄男のデスボイスが響く HANAJI ライブは評判になり、バンドも世間に知られてくる。ステージで歌えなかったカンナも歌えるようになる。なぜ歌えるようになったのか? はっきりとは語られないが、鉄男の自由な叫びが、子供の頃のカンナを肯定してくれたのだと思う。カンナは鉄男がいれば歌える。しかし鉄男はかなり人とは違うので、メジャーには連れていけない。レコード会社の人たちが帰った後、バンドについてカンナとオレオレオナさんたちが涙ながら意見をぶつけ合うシーンにジンとくる。この辺りには彼女たちの現実も反映させていたりして。そして HANAJI のメンバーの思いはバラバラに。さあどうなるか? という展開。ゾンビたちに追いつめられた彼女たちが会うのがエレキギターを弾く和尚。何で和尚? と思うが、彼の教えが彼女たちを救う。初ライブシーンはヘドバンが見事。特にオレオレオナさんは髪が長い分ダイナミック。ダイブの時に見えるパンツがそう快。中盤のライブではアイドルっぽい曲ながらリフがヘビメタ。ラストのライブは笑ってるメンバーがいなくて鬼気迫るものがある。舞台が狭いせいかもしれない。HANAJI といい、鉄男を追う自衛隊女性幹部やその部下たち、謎の女子高生など、重要なところは全部女性の映画。女性幹部の部下がステージの鉄男を袖下から蹴り上げるところがかっこいい。カンナの DV 彼氏はしょうもないが、女性幹部が痛めつけてくれるのでちょっとすっきり。バンド バンザイ!って映画ではないところが面白い。自分が好きなことをやっているだけなのだが、そのせいで周りがこわれていく。その折り合いを付けるための映画かもしれない。エンディングのガチャリックスピンの曲が良かった。鉄男のメイクがもう少しリアルだったら良かった気がする。「メタル力」かと思ったら全部カタカナの「メタルカ」だった。面白かった。


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