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地獄愛(ALLELUIA) [DVDやら映画やら]

ミシェルは結婚詐欺なのか恋人詐欺なのか、女性と肉体的も仲良くなってはお金をねだる仕事。詐欺対象の幅がかなり広い。彼がグロリアを引っかけちゃったのが社会の運の尽きという映画。かなりホラー。最初の処理場面ではボカシ入る。教会に寄付をねだられるおばさんとミシェルのシーンで、おばさんのあきらかにアレしているだろう腕の動きとシャカシャカ音がエッチ。でもミシェルも見境ない。彼は純粋にエッチが好きなんだろうが、一種の義務とも思っているかも。そしてグロリアに「エッチしてない! してない!」と否定する姿は子供のよう。ミシェルのグロリアに迫られたときの様子や「頭が痛い」と倒れ込む様子に、過去に彼が語る以上の何かがあったのだろうと想像できる。そしてグロリアの性格は彼のトラウマのツボに入るものだったのだろう。オープニングはおそらくグロリアの仕事風景。普段からショックなことには慣れているのかも。タイトルが出る直前の彼女の視線と表情がホラー。各章のタイトルは、ミシェルの相手女性の名前みたい。詐欺師のミシェルにとって女性とのエッチは仕事なのだが、グロリアの嫉妬心は激しく、結局エッチのじゃまをする。あげくはブチギレ。商売あがったりで怒るミシェルだが、最初にやってしまった後の仲直り具合がバカップル。そして中盤、炎の前で踊る二人はイメージシーンだろうが、愛とエッチと犯罪の地獄に踏み入れてしまったことを知るには十分です。「お礼は言わない!」などとキレる女の子を見て、子供は分かるんだなあと言う納得顔のグロリアやミシェルが印象的。赤映えした "LUX" の看板の映画館がおもちゃか地獄の入り口みたいで怖い。濡れた路面はまるで血の海。"LUX" はラグジュアリーが普通だろうけどここでは "光" とも思える。光に導かれた虫。ある意味、ここはゴキブリホイホイとも言える。エンディングの歌は「自分たちは他の人と違って空っぽではない」ということか。グロリアとミシェルというか、グロリアにかなり寄り添った歌。最後には「マーサとレイモンドによる実話に基づく」というテロップ・・・ってこれは実話だったの? ああ怖い。病んでいるような、おかしく見える役者さんをよくそろえたものだと思いました。ズバリな邦題だが、原題は神を讃える「ハレルヤ」ということだった。手描き+イタリック+ゴシック風なフォントが素敵。


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