SSブログ

キラー・サスペクト(MONOCHROME) [DVDやら映画やら]

イギリス映画。原題と邦題がぜんぜんちがう。新しい組織、英国犯罪対策庁=BRITISH CRIME AGENCY=BCA の知能犯係のウォルコット捜査官に逮捕された男、ブレンダン・ケリー。ウォルコットは知能犯係なのだが、あんまり頭が良さそうに見えない。ブレンダンは銀行の大金を着服するという詐欺事件の容疑で捕まった。BCA は彼をはかせようとするが否認される。しかしこの映画で重要なのはブレンダンではなくて彼女の恋人エマ。見た目は親子ほど年が離れていそう。ブレンダンが捕まるところを見たエマは逃亡開始。映画は彼女のロードムービーと化す。ポイントはエマがお金嫌いなところ。食べることと寝る場所があれば良いらしい。家事お手伝い仕事で場所を転々とするが、給料をやると言っても受け取らない。働く場所で追い詰められて凶行に及び、そしてまた次の場所へ。その捜査のために犯罪心理学者が BCA に提言したことは、共感覚を持った男を犯罪捜査に当てること。普通の人にはない感覚があるらしく、現場で何があったかを感じ取れるという。そして記憶力がすごい。名刺の内容もパッと見て覚えてしまう。これがけっこう重要だったりする。やられる人がみなさんあまり感心しない人ばかり、つまりクズな方ばかりなので、けっこうスーッとしたりする。ガブリエルの共感覚は生まれつきとして、エマがなぜお金を毛嫌いする性格になったのか。それもちょっとだけ説明してくれる。エマを追う途中で汚れだらけになったガブリエルが、強迫性障害のせいなのか悲壮な顔をして汚れを落とすところが印象的。犯罪心理学者とその上司が良い人で良かった。まあまあの最後はうつにはならない。しかしなぜタイトルが "MONOCHROME" なのか。ちょっと分からなかった。上司に恵まれた映画。


GEOの紹介ページ
https://rental.geo-online.co.jp/detail-434386.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。