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グリーンルーム(GREEN ROOM) [DVDやら映画やら]

パンクバンド対地元の人。最初はちょっと分からなかったが、ただの地元の人ではなく、おそらくネオナチとか特定の主義の人たち。最初の殺人がなぜ起こってしまったかは分からないが、とにかく隠したいネオナチたちは、その現場を見てしまったパンクバンドに罪をかぶせて始末しようとがんばる。一気に突っ込めば絶対に人数が多いネオナチが勝つと思うのだが、そうしないのは自分たちがちょっとでも手を出したら疑われるからだろう。だから闘犬みたいな猛犬に襲わせたりする。自分たちは手を出さないと考えているんだろうが、映画なのでそのままスムーズに始末できるはずがない。ベースのパットの腕のケガはちょっとひどすぎたかもしれない。いくらガムテープでぐるぐる巻きで固定しても、痛さでショック死しそう。二軒目の店で歌う "Nazi Punks, F*** Off!" がかっこいい。そりゃ Dead Kennedys の曲だからしかたがない。演奏は "The Ain't Rights"(エイント・ライツ)という劇中のバンドだがメンバーは違うんでしょ? エンディングの "Right Brigade" もかっこいい。演奏は "Bad Brains" というバンドらしい。バンドのボーカル、タイガー役の人は声が良い。モヒカンのタッドが口にするラジオ番組のタイトルが「チャンピオンたちの朝食 Breakfast of Champions」。カート・ヴォネガットさんの小説というよりはシリアルのことだろう。ネオナチのリーダー役がパトリック・スチュワートさんだが、彼が登場すると「ローガン」の続きに見えてしまう。一見だとスティーブ・ジョブズさんにも見える。彼の激高することなく、淡々と指示する様子が怖い。いつも良い人役が多いので余計怖い。サム はブランドまでは確認できないが SG タイプのギターを弾いていて、雰囲気は The Donnas のギタリストみたい。パットは Fender っぽい。エイント・ライツはバンでツアーするが、ガソリンが無ければ他の車から失敬したりお金なし。背中合わせのパットとサムの自転車二人乗りがかわいい。名の無いバンドのツアーの様子も分かる映画。犬も怖くなる映画。原題は「楽屋」という意味らしい。たしかに舞台は楽屋。前の映画が「ブルー・リベンジ(BLUE RUIN)」だったから今度はグリーンかと思った。DVDメニューのグリーンを基調にしたイラストがけっこうかっこいい。晴れ。


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