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東京喰種 トーキョーグール [DVDやら映画やら]

字幕付きなのがうれしい。人間が動物を食べるなら、何かが人間を食べる世界があってもおかしくはないという世界。トーカがかっこいい。人間だったころの食事を受け付けないのは、身体の中の酵素に関係がある等と説明される。「なぜかグールはコーヒーを飲むことができる」という設定が面白い。そうでなければ喫茶店が秘密の場所にならない。オープニングのあんていく店内のシーンでは、コーヒーしかテーブルにない客はグール率が高いということになる。人間たちはグールがコーヒーを飲めることを知らないのだろう。そうでなければわざわざあんていくには入らないだろう、と思ったがそんなこともないか。トーカに肉じゃがを持ってきた依子はトーカを疑っているのか、試しているのか、それともただの親切か。色々考えられる世界が怖い。人間にくらべて圧倒的にグールの方が強いし、人間界などすぐに征服できると思うが、素性を隠し、誘われれば人間の食事を食べるのは、CCG による駆逐があったせいだろう。それにグールたち自身がどれだけのグールがいるのか分かっていないと思ったがどんなものか。勝手に腎移植をして責められる医者の岩松さんがお茶目。果たしてそれは医者の使命だったのか功名心なのか、それともグールと知ってのことだったのか、何かマッドな背景があるのかナゾ。面白いところはマド捜査官と戦うのがカネキではないところ。トーカが復讐を誓った相手だからだろうが、グールになり切れないカネキが純粋に使命を果たそうとする捜査官アモンと戦うことに意味があるんだろう。二人の対比という意味では、カネキとアモンのトレーニングシーンも暗と明。そして CCG たちの衣装は白っぽく、グールたちは黒。二つの世界を印象付けている。普段通り車の走る高架の下でを走る下で行われるファイトも別世界のよう。クインケというのが良く分からなかったが、おそらくグールの武器であるエボシという触手などの武器を単体で使えるようにしたものなのだろう。医学生グールがやられるシーンは、さんざんテリトリーとか色々と威張っていたやつだけにスカッとする。医学生もあれだけやられればもうダメだろうと思ったら、トーカやヨモのセリフではまだ生きている様子。戦いにおけるグールたちの苦悶する表情がすばらしい。トーカが「通れ、通れ」とトイレでもどすシーンはちょっとかわいそうになってくる。清水富美加さんや窪田正孝さんを始め、みなさん配役が良いのでは。マド捜査官を見て「なんでこの人?」と思ったが、気にならなくなってくる。アモン捜査官は激しい戦いの末、自分が殺されなかったことをどうとらえるのか。エンディングの歌が印象的。ほんとうならグール誕生とか、母子と父親の話しやマドやアモンの過去、喫茶あんていくの結集や、カネキとトーカ他のグールたちの戦いなど、色々と描きたいところがあるのだろうが、それでは前後編とかになりそう。カネキの葛藤とトーカの関係、その周囲の出来事だけで一本にまとめたところがすばらしい。カネキの幼少時と思われる短いシーンも、彼がヒナミを気にする理由を現わしている。しかし喫茶あんていくのマスター村井國夫さんがエボシを出して戦うところも見たかったかも。他にもヨモさんや店員の佐々木希さんも。アモン捜査官とカネキの関係など、続編があるとして、トーカがいないのは非情に残念。面白かった。雨。


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