SSブログ

ヘヴィメタル・クロニクル キングの王冠 ~ファンタジー・サスペンス篇~ (Metal Hurlant Chronicles) [DVDやら映画やら]

タイトルロールとは別に。各ストーリーの最初のシーンで燃える隕石が登場する。これは隕石= Metal Hurlant が各惑星に影響与え、物語が誕生するという意味なのだろうなあ。
キングの王冠 King's Crown:サブタイトルのテロップが無い。ドローンが監視する世界。人間たちをロボットが見守る。人間の王様が亡くなってしまうので、新しい王様を血の決闘で決めなければならない。戦って生き残った者が王になる。ドローンは戦いに勝った者に王になる抱負についてインタヴューを行う。面白いのは、ハイテクな世界ではなく、民衆は古代~中世みたいな生活で、闘いには剣を使う。ドローンたちとは文明の差が段違い。この設定でどういう結末になるかは想像がつく。文明の無い人類は自らの理想を誓ったとしてもドローンやロボットたちに立ち向かえるのだろうか。AI世界であれば彼らがはじきだす王様像はひとつだけ。ロボットやドローンたちの質感やデザインがバタくさくて、街や民衆の雰囲気とあまり違和感がない。この国は平らな島のようで、宙に浮き雲に囲まれている。もしかすると何らかの目的で世界から隔離された国なのかもしれない。オープニングから隕石登場。
ドラゴンを倒せ Pledge of Anya:サブタイトルのテロップが無い。原題の Anya はおそらく母なる神の名前だろうか。原題を訳せば「アーニャの誓い」。古代部族みたいな人々。ルトガー・ハウアーさん演じるカーン大司教の使命を待つ戦士たち。きれいな姉さんたちが旅立つ戦士ジョシュアの身体に指先でペインティング。戦士の目的は時空、次元を超えて均衡を保つこと。それは人類に紛れた魔物、邪悪なドラゴンたちを滅ぼすこと。ラムニールは聖なる剣で、これによって時空を超えるようだ。剣を持ったジョシュアが目覚めたのは森の中。その次は兵士たちが見回る町。雰囲気的にドイツ兵? ジョシュアが倒さねばならないドラゴンの姿、そしてその名前は? 最後のセリフまで聴かないと分からない。オープニングで隕石登場。
20世紀から来た男 Red Light/Cold Hard Facts:サブタイトルのテロップが無い。アウターリミッツで映画「ターミネータ」の元ネタになった回っぽい邦題。赤いライトのある独房らしい部屋に閉じ込められている男。点り続ける赤いライト。見ていても肉体的・精神的圧迫が強いことが分かる。それは思考をマヒさせる。男はここで死ぬにしても別な色が見たいと思う。彼は必死に外に出ようとするがその結末は? 「赤いライトがマヒさせる」というセリフがあるが、それは見ている者もマヒさせているのが上手い。「パシフィック・リム」のイェーガーみたいなスーツがかっこいい。よく見たらマスクがバツ印で「ザ・リフレクション」のエクスオンみたいでもある。隕石が現れて場面が変わる。2312年のロスアンゼルス。この回は二つの話しが入っているようだ。医学の発達で地球の人口は380億。冷凍保存された20世紀の人間が発見され、蘇生される。果たして蘇生された人間を待ち受ける運命とは。 技術が進歩して人口が爆発した世界では役に立つものは? という話し。過去をありがたがるのは芸術文化や歴史マニアくらいだろうが、進歩した未来ではそれすら必要とされていないかもしれない。唯一役に立つものと言えば・・・ああ怖い。2話の間とラストで隕石登場。
派手さがなくて地味な話しだけれど SF の原点っぽい話しぞろいの盤。雪。


GEOの紹介ページ
https://rental.geo-online.co.jp/detail-360763.html

ヘヴィメタル・クロニクル ドリーム・フィクサー ~サプライズ・スリラー篇~(Metal Hurlant Chronicles)
ヘヴィメタル・クロニクル 預言者の惑星 ~SF・ミステリー篇~ (Metal Hurlant Chronicles)
ヘヴィメタル・クロニクル ゴーレムの覚醒 ~スペース・アドベンチャー篇~ (Metal Hurlant Chronicles)


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。