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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(El bar/The Bar) [DVDやら映画やら]

スペイン語の映画。マドリードのバー。タイトルロールのジャズな音楽がかっこいい。原題の "EL BAR" が斜め後ろから見ているのは何か意味があるんだろうか。そして胞子や菌のダニとかの微生物の映像がかなり気持ち悪くてインパクト大。わざわざこんなものを映すのがなんだかあやしい。これを劇場サイズのスクリーンで見たら怖そう。予想外の展開で面白い。サトゥルの「充電器ある?」の件が面白い。彼は登場人物でいちばん良い人かも。生き残ってほしい一人。隙あらば触るナチョの仕草は面白いが腹も立つ。青いライトの殺虫器の名前が日本語で「蚊の墓」と書いてあるような。目の上にコインを乗せるのは三途の川か黄泉の国への船賃だったか。後半は泥水やら油やら役者さんが大変そう。小さな穴が印象的。その穴に苦労させられるが、それはただの穴ではなくて、世界の境にある出入口かもしれない。はたして誰が生き残るのか。暗い終わり方には無らないことを望みながら見る。追い込まれて分かる本性と本音。タイトルロールも映像もそうだが、タイトル "EL BAR" が裏になっているのは地下から見た地上なのだろう。登場人物たちの表があれば裏があるという事実も表現しているよう。普段と変わらぬ世界と、その裏で狂ってしまった日常。ナチョがバーで飲んでいるのは最近見ないコカ・コーラのホームサイズ。スペイン語圏でのラモーンズ人気がよく分かる。冷える。


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