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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(Contratiempo/The Invisible Guest) [DVDやら映画やら]

スペイン語の映画。容疑者は実業家ドリア。彼の弁護士を引き受けたおっかない女弁護士グッドマン。彼女がきびしい。彼女は彼に「ほんとうにすべてを話しているのか?」「自分がおそわれるような心当たりはないか」ときびしく問いただす。「全部話している」とか言うドリアだが、なんだかんだと色々出てくるのは定番の展開。色々と新しい証言を知ってしまった弁護士だが、依頼人の利益もあるし、はたしてどうおさめるのか? というのが気になる。ドリアはさわやかな妻にかわいい小さな子供もいるのにローラと浮気中。そのドライブ中に色々あるのだが、ここでのローラがかっこいい。やってることは悪いことだがその対応力がすさまじい。その後、二人になったときに怖かった・・・なんて涙するところが人間感100%。このローラ役の人がすばらしい、と思ったら「マジカル・ガール」に出ていた人だった。容疑者はドリアだが、ローラの経験の方が怖すぎる。後半は髪を短くしているが前半の長い方が良いなと思う。ドリアが疑われている事件はいわゆる密室事件だが、話しも密室空間でのドリアと女弁護士、二人の対話で進む。そこに回想シーンが入るが、ドリア以外のシーンは彼が見聞き、または想像したものだろう。ドリア自身が女弁護士に隠していたことがあるので、こうした回想シーンもどこまで信用してよいものやら分からない。考えてみれば二人は容疑者とその弁護人。普通ならお互い Win-Win にならないといけない関係。そこにミステリとか予想外を持ち込まなければならないとしたら、その関係性すらあやしい。セリフが多くて脚本が厚そう。しかしラストは音楽だけで盛り上げる。この極端さがスペインなのかも。「悪魔の証明」と言うが、それを証明するものは聞く者が満足する自白だけかも。それがウソでもホントでも。iPod Shuffle が登場した。でも机の上にあった Shuffle と、車の中で聴いていたやつはちがったような。面白かった。


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