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ヘヴィメタル(HEAVY METAL) [DVDやら映画やら]

アメリカという感じのアニメ。質感が独特。きれいな線だったり汚かったり。ときどき実写っぽいのが混じる。タイトルロールの Songs by で Black Sabbath を筆頭に有名アーティストの名が並ぶ。アニメといってもエッチがたくさん出てくる。日本だと手塚治虫先生の「千夜一夜物語」が近いかもしれない。主役は緑の玉、ロック・ナー。この玉をめぐる話したち。各話に直接的なつながりはなく、それぞれがロック・ナーが経験してきた話しという体でしめくくられる。これは地球人、宇宙人の冒険というよりもロック・ナーの流浪のストーリー。見方によってはロック・ナーの自慢話集。
ソフト・ランディング: 宇宙のスペース・シャトルから出てきたのはオープンカー。実写っぽく見える。運転するのは宇宙服を着た人。見事に着地。麦畑を突っ切って家へ。
第1話 グリマルディ: 家に入る宇宙服を着たグリマルディ。彼が娘に持ってきたお土産は緑色の丸いやつ。それがロック・ナー。しかしそれは悪の化身。「どうやって人を殺すか見せてやろう」と怯える娘に言う。掃除機のようなものを持っているキャラクターが鳥山明先生の描くものに雰囲気が似ている。
第2話 ハリー・キャニオン:ゴミためのニューヨーク。他の惑星からも下等生物がやってくる。ハリーはタクシーの運転手。物騒な客が乗っても返り討ち。古代の遺物とされているロック・ナーのことで追われている女をかくまう。携帯電話は登場しないが、伝言サービスというドローンみたいなものがメッセージを伝えにやってくる。ハリーは美人に弱いが容赦もしない。ロック・ナーは「無垢な魂も堕落させるのだ」と娘に教える。
第3話 デン:ロック・ナーは娘に「宇宙では自分を崇拝する国もある」と話す。弱そうな少年、デンがロック・ナーを拾う。彼は自然の電気、つまり雷を部屋に引き込んで実験している。その最中、雷とロック・ナーの作用で宇宙に吹き飛ばされ、つるっぱげのマッチョに変身。そしてヒーローのように戦うわエッチするわの大忙し。童貞で "Twice one day!" がうらやましい。
第4話 キャプテン・スターン: さすらうロック・ナー。それは必ず「誰かに拾われる」のだ。裁判で確実に有罪となるだろうスターン大尉。しかし彼は余裕の態度。証人を買収しているから。しかし証人はロック・ナーを持っていて段々とマッチョでハルクみたいになっていく・・・。「死んでも私から逃げられる者はいない。死んでも私の力は及び続ける」とロック・ナーは話す。
第5話 B-17: 爆撃機。エッチばかりではなくて死体描写もちょっと過激。兵士ホールデンが割れた窓から見たものは緑の玉。そしてただ一人助かった者が見たものとは?この話では緑の玉が死体にも作用することが分かる。 ロック・ナーは言う「戦争から戦争へと私の影響は働く~」
第6話 美人は危険: 都会。大勢の記者たちのなかをアンラック博士がビルに入っていく。緑の生物や突然変異に関する会議。博士は政府や軍の関係者たちに「地球以外に知的生命他は存在しない」と説明する。しかし博士の目の間に座っていた美人書記の胸にはあるのものが光っていた。登場する宇宙船がパックマンみたいに見える。いっしゅん USS エンタープライズ号が映ったような。話しはたぶん機械と人間の性交について。そして「私はお前を選んだ」と娘に話すロック・ナー。さらに「わたしが人類を~」と話しかける。
第7話 ターナ: ある惑星に堕ちたロック・ナー。乾いた荒野を歩く人々。彼らはロック・ナーのある場所に向かっている。ロック・ナーはドロドロになってスライムの海のように人々を包み込む。人々は変身し、議事堂を、街を銃撃や火責めで襲う。街の人々はターナに助けを求める。一糸まとわぬ女登場。祭壇の前で身支度。「彼らを守れ、契約だ」という声がする。そして「無になった場合は復讐が契約になる」とも。彼女は剣を持ち、街へ向かう。彼女がターナ。ターナはロック・ナーも破壊しようとする。そして娘の家。第1話からおびえっぱなしの娘はどうなる? 家の爆破シーンがミニチュア撮影っぽい。
終わってみればロック・ナーは強大な力を持ちながらも、自分を支配してくれる者を探していたのかも。各話はパラレルワールドで、娘と話しているときもターナとの世界は並行して進んでいて、ターナの世界での爆発が同時に娘の世界でも起こったということか。面白かった。


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