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ハウス HOUSE [DVDやら映画やら]

音楽がゴダイゴ。少女たちがバスで到着したところの音楽がパフっぽい。檀ふみさんの赤ジャージ姿が初々しい。新しいお母さん役の鰐淵晴子さんがすばらしい。あきらかに合成と分かるシーンが多く、ファンタジーぽいがけっこう不気味。全方位アングルのスイートの布団のシーンが面白い。最後の水シーンも圧巻だが、特にピアノと置時計のシーン。ピアノとメロディの合成はどう考えてもひどいもの。しかしその稚拙さが残酷。子供の方が怖いことをするのと似たところかも。フラッシュの効果や切り替わる色、実写とアニメの合成やコラージュの連続に目が疲れる。これを映画館の画面で見るとけっこう辛いかも。今なら「光に注意してください」とかテロップが登場しそう。裸が登場したりして、かわいい子をそろえたただのアイドル映画ではない。裸ではないが、神保美喜さんのタンクトップとショートパンツルックが、清純を通り越してエロい。常に流れる音楽、ピアノ。モチーフがやっぱりパフみたい。イメージ的なシーンが多くて、無声映画でも見られそう。池上季実子さんから南田洋子さんへのモーフィング過程が森下愛子さんに見えてしまう。劇中で原爆の写真や戦争がどんどん出てくるが、監督はこの頃から既にそうした傾向にあったんだなあ。鰐淵さんがラストでも登場するところを見ると、結局娘対継母対決だったのか。継母が登場しなければ遭遇しなかった話し。継母自身がオシャレの伯母さん、もしくはハウスの使いだったのか。縁側でネコに変わったということは、おしゃれは来るべきしてハウスに来たということなのだろう。DVD で見返してみると、尾崎紀世彦さんがこれほど三枚目役だったことを忘れていた。そしてわずかなシーンに登場する檀ふみ先生に三浦友和パイロット、その他多数俳優さんが登場する。パロディシーンや CM がらみのセリフとか、再上映するには権利的にハードルが高そう。オシャレのバッグのアップリケが「おしゃれ」なのが面白い。後半の神保さんが一人で格闘するシーンにかかるギターがかっこいい。ゴダイゴなので浅野孝己さんだろうか。エンドロールはほぼ池上季実子さんのイメージビデオな感じ。浅草東宝を思い出す。


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