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復讐したい [DVDやら映画やら]

オープニングでどんどん事前説明していくスピードスタイル。その後も復讐法のルールを把握する人によってこれでもかと説明される。その一人が法務省役人を演じる岡田義徳さんで、若い役者さんの中で貫禄十分。パイプを通って島に放り出されるシーンがけっこう SF チック。無人であろう団地や店、建物が見受けられるので、この島が元から無人島ではなくて、過疎になった島を国が買ったのだろう。主人公の中学校教師は島で自分の妻を殺した囚人に復讐を試みるが、色々あっていいとこまでいっても、映画はまだ中盤。だんだんと分かってくる真実。単純な復讐話では終わらない。主人公の奥さん役の高橋メアリージュンさんはニコニコからキレる人まで演技の幅が広くてこわい。彼女は早々に退場してしまって、あれ?と思ったが、さすがネームバリューの高い女優さん。全編で活躍してくれる。最後のママの復讐はたぶん犯罪。この人は刑務所に入れられて今度は父による復讐が始まる。復讐はどこかで止めないと繰り返されますよという映画。エッチなシーンは無いが、何かを切り取ったものとか、人を撃ったり刺したりするシーンが血しぶきドバーでけっこうこわい。PG12 だけあるシーンがけっこう登場する。犬がアレをペロペロするシーンは犬好きにはちょっと辛そう。ただのイケメン役者の映画ではありませんよというところか。学校前で主人公を送り出す生徒たちの表裏が怖い。この他、星野や角田が彼と別れた後で見せる様子とか、陰口な感じの描写は映画製作者のこだわりだろう。復讐法という架空の法律のルールを設定するのは楽しいだろうなあ。銃やマシンガンなどの武器操作の習得方法はどうするのか。劇中の「被害者の会」とか、、団体で参加できるのも面白い。参加する人々は役人によって常に監視されている。これは復讐が正しく行われたか見届けるためだろう。ビデオにも撮られているのだろうし、よくありそうなのはテレビなどのメディアで一般に公開してエンターテイメントとしてしまうこと。しかしそんなことをすると他の映画になってしまいそう。しかし日本を救って復讐されるなんてもうたまらん。いちばん良かったのは最後までいっしょにいた「被害者の会」メンバーの一人だろう。主人公の母親が使うスマートフォンの画面が意匠の関係か、とってつけたようなデザインでホンワカする。晴れ。雪。


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