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マンボーグ(MANBORG) [DVDやら映画やら]

ドラキュロン伯爵率いる悪の帝国対人間の戦い。マンボーグとナンバーワンとかジャスティスたち人間は捕えられ、怪物との決闘ショーに出場させられる。造られたばかりのマンボーグは戦い方をよく知らない。おそらく何のために動いているのかもあいまい。やられそうになりながらも武器が発動してなんだかんだと勝ってしまう。マンボーグはなぜ造られたのか。誰が造ったのか。家族愛と絶望のテレビゲーム的感動巨編。そういえば登場人物がみなさんゲームのキャラクターに見えるし、決闘大会シーンなど、戦うところはアーケードゲームっぽい。合成や特殊効果は粗いというかマンガっぽいというか、それを狙っているもの。CG というよりパペットに見えるが実際はどうなのか。チープに見せている CG に対して、バロンとかドラキュロンとかのグロい風貌とか身体がグチャーのシーンはけっこうリアル。イメージビデオのように登場するドラキュロン側の美女シャドー・メガはミーナの知り合い。二人には訳ありの過去がありそう。悪の側が美女というのが憎い。美女のくせにその正体が形容できないほどすごい。過去や最期を含め、おそらくこの映画でいちばんかわいそうな人。彼女の魅力は話さないところで、バロンから「囚人7号はちょっと待て」と言われたときのすねた顔がかわいい。シャドー・メガにもうちょっとがんばってほしかった。ヌンチャクが武器のナンバーワン。声がもろ吹き替えと分かる。そこらへんがB級風。ジャスティスの識字率の低さは頭がB級。彼らとミーナの関係も、兄妹に恋人というラブコメな関係。マンボーグは動きがカクカクしておそいところとウィーン・ウィーンという機械音がマンガ的だが現実的でもある。映画「バイオコップ」の予告編が作品の一部となっていて、それに登場する溶ける警官が怖い。映画「溶解人間」と「吐きだめの悪魔」が合体したみたい。予告編によると死にたくても死ねない男のようだ。目玉が外れてサングラスの件がブラック。全編見たい。製作費がとても安いことも有名らしいが、「バイオコップ」も「マンボーグ」も、それぞれのディテールを見ているとけっして安っぽく見えないところがすばらしい。案外安っぽさを背景や合成に上手くまぎれこませる手法なのかもしれない。面白かった。曇り・晴れ・雨。


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