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マジカル・ガール(MAGICAL GIRL) [DVDやら映画やら]

ほんの少しのすれ違いが呼ぶ悲劇という話し。ルイスが悪いよなあと思うがダミアンもちょっとなあ。内容お構いなしで「どんな本でも量り売り」というのが面白い。百科事典全巻セット何て高く売れそう。Web の検索ページの名前が "Rampo" でこれは乱歩のことか? 魔法少女のアニメ、そしてそれに夢中なアリシア。わざわざ日本のアニメとか普通の人には不要であろうアニメの衣装とかを登場させるのはなぜ? 何かの、例えば理解不明なものとか人間でない物の象徴なんだろうか。ルイスが店のガラスを割ろうとして思いとどまるまでの間が面白い。バルバラのシーンが終わるまでブロックを片手にしていたことなど忘れていた。シーンの間でなくとも、アリシアとルイスの会話とか、バルバラの話し方や動きとか、それぞれの間が面白い。バルバラの子供時代でメモを消すマジックが後でかかってくるんだなあ。バルバラがお金を稼ぎにいったところは SMチックな仕事場だろうなあと思う。中でも秘密の部屋の仕事は、おそらく生死の保障ができない過激なもののようだ。白紙の手紙がそれを物語っている。たぶんス〇ッフみたいなものかも。その仕事をする前日の夜、彼女は夫に身をゆだねる。あらかじめ図書館に出向いたのも、その後のことを考えてのことだろう。すでに計画的だったことをうかがわせる。スパニッシュ映画ならではの衝撃シーンにも何度かお目にかかる。ひとつは仕事先でのバルバラが見せるもの。カフェでのダミアンとルイス。そしてダミアンとアリシア。それにしても最後はいくら親がバカだったり、見られてしまったとしても、観客向けにはちょっとかわいそうすぎではないだろうか。最後のアリシアの目は魔法をかける目に思える。しかしダミアンは教師だったのにどうしてあんなんなってしまったのか。彼がどういう罪で服役していたのか気になってしょうがない。バルバラとダミアンの話しでまた別な映画が作れそう。バルバラの額のキズが「吸血鬼ゴケミドロ」に見えてしまう。それとか「魔法少女ユキコ」とかを考えると、この映画は人間では無い者=悪魔対人間の物語だったのかもと思ったりする。ルイスが会うヤセでノッポの教え子というかムショ仲間もかなり変わった様子。結局ルイスはバルバラという悪魔に負け、彼女の守護天使ダミアンにすべてをうばわれてしまった。最後はひどすぎるがスペイン映画らしいというか面白かった。


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