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アントマン(ANT-MAN) [DVDやら映画やら]

トイレシーンの「バグだらけ」の銃とドロッとした肉片が恐ろしい。これだけでも兵器としては相当なもの。なんでもこれで撃ってしまえば世界は消えてしまう。その後で鏡を見つめるダレン・クロスのうつろな表情が恐い。追いつめられているような絶望のような、強い意志のような。アントマンのスコットはただのおじさん。スーツ姿でも足が短い。紅一点のホープはあまり可愛くない、というか若くない。おそらくおばちゃん。ピム博士は唯一まともそうだが、飛んでるような目をしている。しかし能力はスターク博士より確実に上。亜分子の話しは面白いがぞっとしてしまう。他のマーベル物とは一線を画す物語。ティーンエイジャーは出てこない。おじさんたちの下がいきなり小っちゃいキャシー。彼女の子供パワーで父親たちはメロメロ。無邪気な笑顔のくせに言うことがきびしい。若者向けではない。父と娘で見る映画と思いきや、ダレンの肉片の件もあるし、大人向けかと思ってもでっかいトーマスも出てくる。マーベルシリーズは英語字幕があるので面白い。DVD で見直すと「三バカ」はなんと言っているかと思ったら、"Not those three wombats" だった。"Nailed It!" はするどく突き進んだというような感じだろうか。"Back it up" も面白い。もしシリーズとして続くのなら、いつかはピム博士の奥さん、ジャネットも再び現れるかもしれない。スコットが亜分子の世界で出会うなんてこともあるかも。それに亜分子になった人と普通の人の時間の違い方にも興味がある。落ちていったカバンがどうなったかも気になる。ファルコンの能力がよく分かる映画。さすが獲物を狙うハヤブサだけあって地上のどんな小さなものも見逃さない男だった。最期のボーナスカットはもろ「シビル・ウォー」のシーン。「シビル・ウォー」ではピカピカのマスクにタッチ式のコントローラーで活躍する。"ANT" が "GIANT" の "ANT" というのもしゃれていた。しかし小さな世界では「アリ」という仲間であり武器がいたが、でかい世界では逆に孤独かも。人間の存在について考えさせられる話しだった。留置場で警察官が飲んでいたのがヤクルト。無からアントマンが誕生する話しではなく、すでに存在している設定。ピム博士が天才だとしか言いようがない。「デッド・プール」と並ぶ映画。面白かった。晴れ・雨。


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