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シークレット・アイズ(SECRET IN THEIR EYES) [DVDやら映画やら]

犯罪者らしい写真をチェックするレイ。それと並行して映される事件の映像。少女がひどいことをされて、最後に見えるのは炎。それは13年前の事件のようだ。そして13年経った今、関係していた 元FBIで警備会社勤めのレイ、検事のクレア、捜査主任のジェスが一度に会す。ひどいことをされた少女はジェスの娘だった。13年前、犯人であると分かっていながらあるある事情で釈放された犯人。そして13年後、ジェスは行方の分からなかった彼を見つけた。その彼を今度は捕まえようと検事クレアやジェスに話すが、当のジェスは彼は犯人では無いと言う。なんだか訳がありそうだと思いながらラストにたどりつくと、これはスペイン語映画の「瞳の奥の秘密」ではないかと気づく。エンドロールでも "Based on El Secreto de sus Ojos" と出ていた。それぞれの立場やラストは若干異なる。笑顔を忘れて過去も忘れたというようなジェス。女性検事としてストレスを感じているクレアにとにかく犯人を探し出すことにのみ全力を傾けるレイ。三人は仕事仲間というだけではなく、それを超えた恋愛感情らしいものもあって、その辺りがややこしい。特にクレアは人妻だけあって表情がかなり複雑。夫との間にも何かありそう。この三人の表情の暗さ加減がたまらない。ジュリア・ロバーツさんが老け込んでいるのは役作りかと思ったがどうだろう。ジェスの娘、キャロライン役の人がジェスというかジュリア・ロバーツさんに雰囲気が似ていてほんとの親子みたい。パンピーの飛び降りシーンがかなり痛そう。熱くなってしまうレイが容疑者を殴ったは悪かった。レイは他にも「君はとても老け込んだよ」と言ったり、夫が帰宅していない人妻一人の家に行って夫と鉢合わせたり、ちょっと他人はおかまいなしなところあり。しかし警察上層部も、テロ対策の重要度が高いとはいえ、なんであきらかに頭の悪い情報屋を大事にするの?と思ったが、頭が悪いから安心して使えたのかもしれない。三人にとっても意外な結末だが、もっとも衝撃的なのはシーファート。確かに良いことしてきたとはいえないが、組織に従っただけなわけでちょっとかわいそう。タイトルは "THEIR" というより "HER" が適当かもしれないが、クレアやシーファート、組織が何かしらを隠しているというところでは "THEIR" になる。でもクレアの秘密はレイに対する感情もありそう。2002年の警察署内のパソコン OS が Windows2000 か NT ぽかった。晴れ。


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