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その女諜報員アレックス(Momentum) [DVDやら映画やら]

少しだけ SF も入った、撃ち合いありカーチェイスあり陰謀ありのハードアクション映画。最初のスティールドラムたちはイメージ映像かと思ったら、ストーリーの一部だった。銀行の金庫の鍵が面白い。実際に話したら絶対に嫌いになる男、ワシントンの拷問シーンが怖い。アレックスを部屋に呼びながら、別な女性も呼んでいてしかも妻子持ちという軟派なケヴィンだが、それでもやっぱりプロなのか拷問されてもがんばる。アレックスもワシントンから拷問を受けるが、ヒロインがここまでやられるのは珍しいんではないだろうか。でも彼の拷問がきつければきついほど後の爽快感が増すというもので、見る方も耐えなければならない。このワシントンをはじめとして、悪者にはクリントンとかジェファーソンとか、大統領の名前が付いている。そして少し偉い設定の人がマッカーサー。もちろん進駐軍の司令官でしょう。しかし悪者といってもアレックス含めてみんな悪者。同情してはいけない。映画を見たあとで邦題がけっこうネタばれなことが分かる。アレックスの正体を観る前からバラさない方が良いのでは? 彼女の過去が他人によって語られたとき、冒頭の銀行シーンで、女の子を見るときの様子の理由が分かった気になる。あと逃走中に車内で見つけたぬいぐるみを見るときの表情とか。拷問を受けた後で杖が無いと歩けないアレックスにワシントンが「そんなにひどい?」とか聞いたりして嫌な奴だと思ったが、その後を見るともしかしてアレックスの演技だった?と思ったりする。銀行で見せた潜水服みたいなスーツとかスキャナーとかは SF 風味なのだが、その後のストーリーはほとんどアナログ。ハイテクは電話のリダイアルくらいのような。BAC というのが何の略かよく分からなかったが、なんだか良い振りをして悪い組織らしい。アレックス役の人がビバリーヒルズ高校の人にちょっと似てるような。あとナスターシャ・キンスキーなふんいき。口をとんがらがした顔がかっこいい。けっこうロッカーな感じもあって、ロックバンドで映えそう。最初の銀行のシーンで人に見られてあ然とするときの表情がかっこいい。最後の会話は続編を予感させます。BAC の存在もはっきりしていないと思うし、マッカーサーとアレックスも何かしら因縁がありそう。大写しになるアレックスの指輪には BAC のマークがあるような。議員たちが BAC かと思ったら、別な組織のようだ。ワシントンが語った女の話しはアレックスのことだろうが、色々とはっきりさせてほしい点満載。ケヴィンとは昔からの男と女としての知り合いっぽいし、彼の奥さんとも色々関係がありそう。しかし SF 的なところは必要だったのだろうか。単純にアレックス強いし。続編があるなら今度はアメリカ本土でテロとの闘いかも。アレックスがかっこよかった。雨。


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