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ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ(Wyrmwood: Road of the Dead) [DVDやら映画やら]

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」風の邦題。原題は「苦悩」とか「屈辱」で、映画に出てくるバリーそのものズバリ。直球なタイトル。奥さん、娘を失くし、妹まで何か変?になっちゃったりして八方ふさがり。恋人や娘がゾンビになって苦悩する映画は多いが、これはまたちょっと違う。燃料の件とかコントロールの件とか、今までのゾンビ映画では見なかったような設定。初期のゾンビの頃でも、捕らえて調教しようなんていうのがあったが、それとは違ってもっとマッド。そしてゾンビになるのもウィルスの空気感染設定。だから常時マスクが必要で、外すとゾンビウィルスにかかってしまう率がかなり高くなるようだ。オープニングでベニーが話していることによれば、ある夜、たくさんの流れ星をみたらしい。ウィルスはそれが原因かも。このベニーがちっちゃいアンドレ・ザ・ジャイアントみたいな雰囲気。燃料となるガスの設定なんかは、世紀末には石油は手に入らないだろうと考えて作られた設定かもしれない。終末ゾンビ映画もリアリティを考えているのだと思う。マッドな科学者はいったい何をしたかったのか。ゾンビをもっと強力なものにしようとか考えていたかもしれないが、はっきりと「こうするのだ!」っていう説明がなかったような。登場人物それぞれの態度が、もっともで憎めない。やっぱり主役のバリーのとまどいっぱなしの演技が良かった。彼が妹を見るときの表情が秀逸。ラストカット。兄妹の開き直りかげんがすばらしい。この兄妹には未来がある。晴れ。


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