SSブログ

星ガ丘ワンダーランド [DVDやら映画やら]

杏さんの刑事姿がかっこいい。佐々木希さんの姉さんも良かった。ハルトが家捜しした後、観覧車を見あげる様子が怪獣を見るみたいで面白かった。残された遊園地というジュラ紀の中の恐竜みたいなものかもしれない。無言のシーンが多い。その分、表情が見もの。雪・昼・夜・穴蔵みたいな場所とか登場人物を代弁するような印象的なシーンも多い。最初はよく分からんかった。冒頭、子供のハルトのケガで夫が奥さんを叱咤するが、そのケガが何だったかというのが後で分かる。ハルトと兄のテツトは疎遠だったのだろうか。たぶんハルトが家を出て生活していたんだろうなあ。よその男の家庭に入ってしまった母親が亡くなって、警察が調べ始める。自殺なのかどうなのか。おそらくハルトはあの人を疑っていたのかもしれない。しかし最後の真実は子供たちにとってはトラウマになりそう。その話しを聞いてうなだれる母親の心中もなんともはや。できれば不明のままが良かったのかも。しかしそれがなければハルトの心も溶けないわけだし、物語をうまく着地させるのはきびしいもんだ。ハルトの咳が気になったがただのカゼだったか。普通なら主役級の杏さんの抑えた演技がすばらしい。そして何より佐々木さんが素敵な一本。もちろん演技が。「土俵ガール!」の共演者の奇跡の再会。二人が並んで話す後姿が子供の頃に変わっていくシーンがすばらしい。描きたかったシーンのひとつに違いない。歌が木村佳乃さんなのにおどろく。タイトルが最後に出る。こういうのは何か意味があるんだろうか。ジャンルがあるならミステリーなんだろうか。面白かった。


GEOの紹介ページ
http://rental.geo-online.co.jp/detail-392913.html


共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。