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民事介入暴力 非合法領域 [DVDやら映画やら]

夜の病院。咳する子供。シリーズ第1作はなんだかホラーな出だし。主人公は沖弁護士だが、まだ自分の事務所は持っておらず、船田弁護士の事務所で働いている。この船田所長が草刈正雄さん。ひょうひょうとした役どころで事務所を支える良い男。そこにやってきたのが宝生舞さん。「民事は初めてです」なんてちょっと強がるが、実際はまだ何もやったことがないんだろうなあという雰囲気。でもやる気は OK。事務所の中島くんが使っている PC が 初代 iMac。この中島くんがこの iMac で、刑事がいるのに「~開発部のコンピューターにハッキングしちゃいました」とお茶目な役どころ。宝生さんを始め、登場する女優さんが良かった。ヤンキーっぽいが母性はあるらしいユリカちゃんの若い母親。アゴがかなりシャープで、チャラチャラしてる見せかけですが小っちゃい目がキュート。看護婦さんが東風万智子さんかと思ったらちがった。物語は病院に対する訴訟なのだが、やっぱりヤクザからお金を借りてしまったとかミンボーが関係してくる。これがなければ沖の出番が無い。おまけに製薬会社云々とか、草刈正雄さんが出るだけあって、だんだん相手のスケールも大きくなって報酬も高くなりそう。しかし沖にとっては依頼者がいちばん重要。「さあ泣いてください」と言わんばかりの依頼者設定ですが、ジンとくるのはしかたがない。冒頭の暴力団の部屋を差押える場面に出てくる裁判所員の、どうみても堅気じゃない見た目に笑ってしまう。沖の隣にいるとなおさらです。船田所長と沖の会話で、沖と彼の父親の関係について少し触れられている。沖にとっては反面教師だったようだが、照れのようにも思える。しかし回想シーンとか深い説明が無い。弁護士の弁論だけではなく、相手が相手なので当然闘いシーンも登場するが、今回は病院内での闘いがすごい。沖が強いのは当たり前だが、ヤクザにも色々あってすぐには終わらない。しかしキズを負いながらも、相手のキン○マを握るまでして闘う沖はやっぱり強い。ラストの闘いのときのヤクザ、セナはほんとうに痛そう。子供失った母親、母親と妹を思う兄、親分に気に入られたい子分、兄貴を恨む子分、力の及ばない女弁護士、巨大な力にかなわない被害者など、うずまく人間模様を解決するのは法律なのだと信じる沖弁護士と女弁護士の物語。宝生さん演じる弁護士と被害者の息子が事務所で会うシーンが面白い。なんで息子はあんなに宝生さんを見たんだろう。もしかして目元のメイクにおどろいたんだろうか。後の二作に比べるとシリアス感が強い。曇り・晴れ・雪。


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民事介入暴力 非合法領域 2
民事介入暴力 非合法領域 3


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