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KG KARATE GIRL [DVDやら映画やら]

オープニングの山寺宏一さんのナレーションがすばらしい。最初の4分できっかけのすべてが力強く、軽快に語られる。卑怯にも斬られてしまった紅空手の男、紅達也。倒された彼の娘、長女のアヤカ、そして連れ去られたその妹ナツキ。このときのアヤカの叫びがたまらない。そして大事な紅空手宗主の黒帯が奪われる。この出だしだけで、長女アヤカが何かをやってくれるんだろうなあと大体想像できる。大きくなったアヤカは高校生。紅ではなく池上アヤカとして生活し、映画館でバイトをしている。その映画館でひと騒動あったあと、姉のようなミキと二人で外を歩きながら話すシーンがけっこう好き。紅空手宗主の黒帯の威光で悪のビジネスを拡大する田川。しかし奪ったその黒帯が実は・・・という面白い展開。さすがは紅達也。外で戦う白い空手着のアヤカと田川の手先である黒いスエットのサクラ。白と黒の対照が見事。しかし硬い舗装の上での武道アクションは足首が痛いんではないだろうか。その戦いの中で二人はある事実を知る。それが幼い頃の父の「同じ構えなら味方」という教えによるところが素晴らしい。後半ラスト近くの地下らしきシーンで、道場破りの仲間を倒した後のサクラの表情が良い。サクラを助けに来たアヤカが空手着やジャージでなくてなぜ制服姿?と思ってしまうが、スカートのひらひら具合がかっこいいと納得。アヤカは素手の他にヌンチャクも手にする。ヌンチャクを手にしての寸止めアクションはけっこう難しいのではないかなあ。ラストの雨シーンは人工ではないだろうし、雨が降った日を狙ったのか、それともたまたま降ったのか。しかもちゃんと止むんだから偶然ならラッキー。「紅なんとか蹴り~!」とか技の名前を叫ぶような必殺技はないが、その代わりに紅空手の決めポーズに熱くなる。アヤカと妹の顔のアップを見ると、だんだん似てるなあと思えてくるという不思議。映画「サルベージ・マイス」でもそうだったが、サクラ役の人のジャンプ・飛び技・飛び蹴りがすごい。特に地下での連続技はすごい。最後のキースのやられっぷりにご苦労様と言いたくなる。エンドロールではメイキングとか撮影シーンが見られる。あと、アヤカ役の武田梨奈さんがけっこう歌が上手かった。面白かった。曇り・雪・晴れ。


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