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地球の静止する日(The Day The Earth Stood Still) [DVDやら映画やら]

タイトルロールの、飛び出す文字的な立体的フォントが楽しい。テルミンみたいな音も宇宙的な反面、おどろおどろしさをかもし出す。何かえらく速度が速いもの、ミサイル? みたいなものが堕ちてくる。光る飛行物体がワシントンの空に現れ、そして着陸するシーンがけっこう自然でかっこいい。現在の CG から見れば技術的には稚拙なんでしょうが、それほどおかしなシーンではないと思う。宇宙から見たら地球の国際関係など小さなこと。ただクラトゥが「~卒業した」と話すところからして、クラトゥたちにも何かしらのしがらみやいさかいの歴史があったのかもしれない。宇宙船が降りたときにクラトゥがやりたいことができていれば、この映画は10分で終わっていたかも。90分に仕上がった理由は地球人のエゴによるものだ。年数はこちらの方が古いのに、プルトニウム人間や巨人獣よりも高いクオリティなのはなぜだろう。リマスターとか画質補正のせいだろうかと思っていたら、特典映像でリマスターによる画質の比較映像が収められていた。しかし画質を除いても内容が断然良い。特典映像に収められた MOVIETONE NEWS。吉田茂首相が出てくるサンフランシスコ講和条約や朝鮮戦争の映画ニュースが興味深い。この映画の製作情報に美人コンテストのニュース。ただ1951年当時の記録として収録されているのか、それとも他に意図があるのか。字幕が入っていないということは、オリジナルの DVD にも収録されているかも。クラトゥ役の方がかっこいい。ゴートと宇宙船を見るとリンゴ・スターさんのソロアルバムのジャケットを思い出す。原作では主従関係の意外さが面白いところだったが、この映画でそれはない。面白かった。雪・晴れ・寒い。


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