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ザ・リディーマー(Redeemer) [DVDやら映画やら]

チリの映画だった。英語とスペイン語が飛び交う。ベッドサイドに置かれたキリストの像というか置物というかフィギュア。開始早々の舞台シーンは、映画「時計仕掛けのオレンジ」を思い出す。フードの男がやっていることは人から頼まれた復しゅうみたいだが、なんだか謎めいた人でよく分からない。ときどき入ってくる回想シーンで、過去に何があったのか考えるしかない。ある男の話しを聞いた後の港のシーン。カギフックとボートのエンジンというかスクリューの使い方にたじろぐ。しかしきれいに片付けたかと思ったら・・・。色々立ち回ったあげく、フード男の名前が分かる。「救世主」「リディーマー」「レデンドル」等々、色々呼び方がある。登場人物たちの言葉の断片によると、彼は伝説の殺し屋だったようだ。さらに後の回想シーンで「バルト」という名だと分かる。そして彼を追っているような男も現れる。準々主役的なメイドさんのアントニアがものすごく普通っぽくて素敵。他の人たちもなんとなく地味なところが良い。とびきりなイケメンがいない。フードをかぶった救世主の立ち回りはもちろんすごいが、その攻撃を受ける人たちもすばらしい。たくさんの敵が出てくるが、ジャージのイカロがけっこう強かった。あれよあれよという間にフード男はアントニアに関わってしまうが、考えてみるとフード男の泊まった部屋からアレが無くなったりというのも、彼を家に来させて関わらせようとするトリックだったのか。そうだとするとアントニアたちも普通そうでけっこう曲者。集団リンチを受けていた彼女の男は「やってくれ」なんて勝手なもの。しかし、この男や女の言動などからすると、フード男のことは悪党たちだけではなく、一般にもよく知れ渡っていたのかもしれない。とにかく生身で闘う男の映画だった。晴れ。


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