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クリムゾン・ピーク(Crimson Peak) [DVDやら映画やら]

「クリムゾン」というだけあって、開始早々赤い。赤かと思ったら白い雪。そしてセピア。指輪の石が赤い。赤いボール。発明品の模型や津筒形の蓄音機といった小物や、むらがるアリに死にそうなハエとか、細かいディテールに目を引かれる。小口絵と言って見せるのは、日本のエッチな絵だろうか。虫や葉っぱだらけで家の中にいるのか外なのか分からない屋敷。トーマスとルシールは確実に怪しい。イーディスがひどい目に会いそうなのは目に見えているので、おのずと青年医師アランへの期待が高まる。何かがあって助ける人がいるとするならアランしかいない。トーマスとイーディスは映画「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」に出ていた。耽美な役が似合う方たちだなあと思いました。はたして今回も彼・彼女は人では無いのか、そうでないのかというのが楽しみなところ。どっちに転んでもがっかりしなさそう。犬が大名演。ホリーがいかがわしそうだが、仕事に実直な人かも。郵便局から帰ってこれなくなった夜がちょっとエロい。着けたままというのが当時のやり方なんだろうか。案外新鮮かもしれない。お金がかかってそうなエンドロール。手を抜くところなし。一本の短編映画のよう。ラストの姿がイーディスに似ているのが気になる。モヤモヤする。イーディスにしろシャープたちにしろ、決め手は母親。クリムゾン・ピーク=露出した粘土が一面の雪を赤く染めるというのは、血の海のようでホラー要素もあって、闘いの場としては最高な演出だが、最初から考えていたんだろうか。後からひっかけた話しなのか。粘土云々だと、イーディスが初めてトーマスの屋敷に来た時の、床からあふれる粘土がなんだか怖かった。屋敷自体が底なし沼に吸い込まれていくように思えるので。ゴースト物だけれども、仮にゴーストがいなくてもヒッチコックなサスペンス。時代の様式美を舞台にした壮大な愛の物語。特典の未公開シーンが興味深かった。例えば「トーマスが幽霊を見る」とか、彼が事業について説明し、イーディスの父親も納得しそうなシーンとか。「ルシールとピアノ」のシーンは、別なラストがあったことを想像させます。もしタイトルを日本語にしたら「深紅の季節」といったところか。なんだか古典っぽいタイトル。さすがの監督作品。ゴーストが「MAMA」の雰囲気。面白かった。


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MAMA(MAMA)