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ザ・コミットメンツ(The Commitments) [DVDやら映画やら]

ダブリンのソウルを求めるジミーとそのバンドの話し。冒頭は結婚式だろうか。老若男女がダンス。右利きの古い Fender Precision Bass を左利きの人が使っている姿が印象的。よく見ると PU には Jazz bass のが付いているよう。その隣では Telecaster Thinline。ボディのセンターに、チロリアンテープみたいなストライプが入っている。おもむろに空き瓶でスライドを見せる。電車の中で歌うシーンが良い。スティーブンが教会のオルガンで弾く「青い影」がかっこいい。母国でもこの曲の「歌詞が変だ」と思うんだなあ。ジミーがオーディションを始めるシーンでは、バンドやミュージシャンの実名が色々出てくる。ツェッペリンにバリー・マニロウからソフトセルやスパンダーバレエに地元の誇り、U2 と、なんだかんだとみなさんジャンルが広い。ジョーイのバイクはスーパーカブだろうなあ。もうベスパという時代ではないのか。ドラムを買った質屋のおばさんが強力だった。ジミーがズボンにアイロンがけしているシーンでは「さらば青春の光」を思い出した。バンドに波風が立つ理由は、色恋沙汰とか個人の突出した人気によるものだが、その中でもボーカル、デコの件はバンドでよくありそうな話し。上手いけれど人間がちょっと変。ジェームズ・ブラウンも連想させる。ベースが左利きの人になったのは偶然か、それともポール・マッカトニー以降、ベースは左と決まっているのか。どっちにしろバンドの見た目の良いアクセントになっているような。右のプレベを左で弾くとどうなるかという良い見本。ラストのインタビューはちょっと悲しいが、けっこうなどんでん返しとも言える。得体のしれないジョーイといい、ひねた見方をしたら、みんなホラ話か妄想だったかも。バンドが仲間割れする映画はめずらしくはないが、みなさん素人さんというのは驚き。監督すごい。DVD に入っていたメイキングを見ると、ソウルフルなボーカルの年齢が見た目よりすごく若かった。二代目ドラマーのパンクっぷりがすてき。面白かった。


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