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エージェント・マロリー(Haywire) [DVDやら映画やら]

ニューヨークから始まる。「upstate」というのは北部と訳せば良いのか。「警戒を怠るな」は「Watch your step」。マロリー役の女優さんのことは知らなかったが、脇を固める俳優陣がゴージャス。あの人がアントニオ・バンデラスさんとは一見では分からなかった。マロリーは、体つきといい、走りの安定性といい、腕っぷしといい、とてもただの女優さんとは思えません。屋根に上って走るし拳銃、ナイフに絞め技等々なんでもやります。顔だけ見ていると強化版アナ・ケンドリックさんに見えたりする。政府のエージェント、マロリーがぬれ衣で追われるけれども、逃げて戦って、黒幕を追い詰める話し。よくありそうな話しの様子。ストーリー云々よりもマロリー役の女優さんのアクション見せが 95% の映画。設定的に良いところは、彼女には軍隊出のパパがいるというところ。こうしたエージェントものだと、たいてい孤独で孤高だったりするので。頼りになるのはパパだけなんです。腕っぷしもパパから鍛えられた様子。このへんは、全米のパパに受け入れられるところではないかなあ。そしてキスするマロリーと男の相棒。だいたいキスの後は裏切りと相場が決まっています。ダイナーや車の中の若者がもしかして・・・と疑いますがどうなることやら。なぜなら、名前とか、けっこう詳しいことを話している様子なので。しかしマイケル・ファスベンダーさん演じるポールは有能なようでちょっと抜けてます。殴る方が音や証拠も出ないので良いと思ったんでしょうか。しかし彼の殴られっぷりが清々しい。最後の恍惚だかなんだか分からない表情も素敵。「Wonder Woman...」とか言って、マロリーをからかった後の保安官たちの末路が、笑ってはいけませんが、まるでギャグ。やっていることはボーン云々とあまり変わらないのに、少しテンポがゆったりした感じがするのは、撮影と音楽のせいだろうか。追いかけっこシーンは、台詞どころか町の喧騒すらありません。このあたりはこだわりなんだろうか。秋晴れ。


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