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ハッピーボイス・キラー(The Voices) [DVDやら映画やら]

町だったか会社だったか、「ミルトン」という名前が、映画「ショック・トリートメント」の「デントン」を連想させます。「ショック・トリートメント」みたいにミュージカル映画ではないけれど、劇中の歌が気になる映画。「The Voices」のタイトルの下で血が一直線に流れる動きがかっこいい。中華料理を食べながら中国人のエルビスやカンフーとかを見た帰り、車の中で涙ぐむジュリーが痛々しい。「発見されたら CSI:ミルトンだ」というのはオリジナル日本語訳かと思ったら、ちゃんとそう言っているようで笑う。けっこう深刻なコメディ映画。ジェリーの出自がかなり悲しい。タッパウエアを積み上げる時のジェリーの真剣な表情が怖い。他にも見せる表情で連想したのが映画「サイコ」のノーマン・ベイツ。バーでジェリーとリサがネコについて語る内容に感心した。たしかにどっちがボスか分からないかも。仮に天使と悪魔がいるならば、犬のボスコは天使でネコのウィスカーズは悪魔。理性と本能。死んでしまった女性の声が聞こえるということは、ボスコにウィスカーズも実は死んでいたりして・・・と思ったがそんなことはなさそう。ボスコとウィスカーズは、ジェリーの人格なのだと思う。他の映画を見ても思ったが、自分の人格を他人、この映画では犬・ネコに移すような多重人格があるとこわい。だろうけれど、死んでしまったリサやフィオナが話しているのは彼の妄想だろう。死んでしまったリサやフィオナが話すのは彼の妄想だろう。しかし、幼いころから他の声が聴こえるのみならず、母親とのああいう出来事があっては、気がおかしくならない方がおかしい。素直に心の病による話しと思うことにする。エンドクレジットで歌うジュリー。リサたちと歌い踊る彼はおそらく逝ってしまったのだろう。逝ってしまってようやく治った。ラストの歌ではジェリーに対して恨みっこ無しのような女性たちだが、それもジュリーの世界での話しか。なんとも考えさせられてしまうホラーというかスプラッタ映画。アナ・ケンドリックさんが出ていたことが見た一因だが、ジェリーが映画「デッドプール」の人だと思わなかった。どっちも情緒不安定ではありそうですが。晴れ。


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