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Mr.タスク(Tusk) [DVDやら映画やら]

セイウチの英語はジョン・レノンさんが歌った「I Am the Walrus」の「Walrus」で「ウォラス」。ひどい目に会う人の名前が「Wallace」で「ウォレス」。ウォレスにひどいことをするハワードが語る半生が恐ろしい。しかしそれを聞き終わった時にはもっと恐ろしいものが待っていた。最初は笑って見ていても、だんだん笑えなくなる。身体を丸くするのはどうやっているんだろう。ハワードがウォレスと戦う姿を見ると、もしかしたら着ぐるみ式なのかもしれない。元刑事の男が話しによれば、過去に発見された人たちは、丸々とした見かけではないようだし。ラスト近くで見つけられたときにウォレスが叫んでいたのは、おそらく早く撃てとか言っていたんではなかろうか。言葉が分からないというのが辛い。過去の遭難での決断が、見つけられる1時間前だったと言うハワード。ハワードやウォレスの最期の状況が、それと同じように見えるのが上手い。ほんの少しがまんしたら、アリーにテディが来ていたかもしれない。ハワードがひどいことをしでかす理由がちゃんと説明されるが、その結末がどちらに転んでも彼にとってはハッピーエンド。だからどうにもすっきりしない。そして悲惨なのはウォレス。普通なら逝かせてあげてジーンというドラマになるところを、容赦ない最後でした。ああ怖かった。2回見る勇気がなかなか出ない。笑いながら落とされるホラー映画だった。哲学かもしれない。晴れ・曇り。


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