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ネオ・ウルトラQ VOL.4~6 [DVDやら映画やら]

シリーズを通して、もう少し屋島教授に活躍して欲しかった。空想科学的講釈をもっと聞きたかった。デザインとか設定とか、怪獣にこだわってるシリーズかも。怪獣よりも転生により引き継がれる意思や寄生についての回が良かった。怪獣が市井に入り込んでいる世界には違和感があるが、そこがウルトラQ ならではというところ。怪奇大作戦だとこうはいかない。
第7話 怪獣ではなくて貝獣。考え付いたときはうれしかったろうなあ。岩松了さん演じる科学者が暴走する話し。ガストロボットを助けようとする女の子が名演技。また地震が起こってもアレのせいにされるんだろうか。第1話にも通じる話し。ガメラなんかもどちらかというとガストロボット寄りな存在か。
第8話 宇宙人が地球で人探しするという話し。普通なら「あなたは本当は○○人なのです」という話しになるところを精神の転移、転生にするところ。みなさん入れ物で意思だけは残り続ける。しかし転生した本人はそれに気が付いていないよう。医学生コウイチは宇宙人で、海外医療に従事しようとしているところを、同じく宇宙人である恋人が、自分の星に行かせるために引き止めている。そしてコウイチが何度も見せる疲れているような素振りは、自分の身の上にうっすら気づき始めているということ・・・だと思ったが全然ちがった。登場する宇宙人たちがもう少し普通の姿なら No.2 の回になったかも。
第9話 東京プロトコルは京都議定書のことでしょう。温室効果ガスを吸収する怪獣プラーナのおかげで温室効果ガスの削減をしながら経済発展。そして株価が50000円。そんなことが続くのか? どうなるかが見もの。政府のチェアマンたちのバカさが悲しい。彼らの中では高部あいさんだけがまとも。花ならいつかは枯れるだろうし、種が飛散したなら花だらけ。それを思っていたのはあの子供だけかも。何でも先送りはいけないなあという話し。
第10話 怪人というか怪獣を見ておどろかないということは、洗濯怪獣のときのように既に存在が知られていて、とても一般的な認識になっているという前提か。人間と獣、美女と野獣、そんな一人と一匹が一線を越えても良いものかという話し。普通の話しなら、恩恵を受けた側が持つ代償がひねりとして用いられますが、それが無い。しかしラストの女学生の様子を見る限り、怪人がいなくなったことが代償なのだろう。永遠に怪人と二人でいるか、それとも青空の下に戻るか。どちらが正しいかは南風原の言う通り。
第11話 最初の事件が怪獣解放戦線でなく、もっと政治的なものならよかった。もしかしたらヘイトや差別と重ねているのかもしれませんが。たとえば「ノンマルトの使者」や「怪獣使いと少年」みたいに。アルゴスとはおそらく何か「巨大なもの」とかいう意味か。現れた者は確かに巨大。アルゴスがただ人を脅して困らせるだけなら、ちょっとさみしい回。
第12話 魅力的なオープニング。人工的なものではなくて、ソーマという三葉虫みたいな生物を寄生させて人間寿命を延ばしたり知能を高くしたりという設定に、なるほどなあと感心しました。普通なら「ナノロボット」とか「IPS細胞」風なテクノロジーを使いそうと思ったので。科学の未来が人の意思を奪うというのは定番としても、実は南風原は・・・この回での出来事は夢か真実か。おそらくこの回こそが、何でもありのウルトラQ 的パラレルワールドの真骨頂かもしれない。
1位が第5話、太田莉菜さんのエピゴノイド、2位が第12話のソーマの回。3位は第9話のプラーナか。面白かった。

ウルトラQ VOL.1・2・3・4
ウルトラQ VOL.5・6・7
ウルトラQ dark fantasy ダーク・ファンタジー Vol.1~6
ウルトラQ dark fantasy ダーク・ファンタジー Vol.7~13
ネオ・ウルトラQ VOL.1~3

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