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全然大丈夫 [DVDやら映画やら]

小倉一郎さんがかっこいい。根岸季衣さんの「出家しちゃう」が面白い。人の良い役の岡田義徳さんはめずらしい気がする。木村佳乃さん演じる、あかりの不器用さはもしかすると病気なのか。彼女の家族や過去については何も語られないが、何かがあって今のあかりがあるのかもしれない。履歴書の写真の顔の比率に笑いながらも笑えなかったりする。エッチ本の件が面白い。あかりに比べて、照男の家族はやたらと目立つ。主人公であるがゆえのことか。父親の英太郎が旅先から送るハガキがすばらしい。レポーターのヤマトさんの倭らしい髪型に笑う。あかりと湯原、二人でちくわを焼くシーンがすごく自然。ほとんど台本無しに思えます。人情物語というジャンルになるんでしょうが、面白かった。役者さんや配役もすばらしい。主役は荒川さんらしいですが、やっぱり、あかりというか木村さんがすばらしい。気弱なあかりがかもしだす緊張感には目が離せない。ドジっ子ゆえのイベントも楽しいが、それよりも黙ったときの緊張感が勝ります。照男、小森、あかりの三人の話しがほんの少しのつながりを持ちながら進み、そこに湯原やホームレスに小森の会社の人たちが関係し、それと離れたところで照男の父親の話しが進む。どの話しもムダが無いのが面白い。なかだるみするんだろうなあと思っていたら、それが全然無くて、まさしく全然大丈夫。希望が無いか、あまりにそれが小さすぎる人情話し。そこがいいのかもしれない。この話しで成功してそうな人がいるとするなら、後で振り返ると意外にもあの人だけだった。面白かった。曇り・雨。


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