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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game) [DVDやら映画やら]

MI-6 の非情な行動とデニストン中佐をバカにする映画。どの時代もいちばんバカなのは大本営。キーラ・ナイトレイさんと彼女が演じるジョーンが素敵。戦中時代としてはとても進歩的な考えを持つ女性。でも親に遠慮するところが現実的。彼女にとって自分にあるものに賛同し引き出してくれたチューリングは特別な存在だったろう。彼女を仕事に誘う言葉もすばらしい。二人の別れの会話が本意ではなかったことは、ラストでも証明してくれます。彼女がいなければチームもまとまらなかった。彼女はほんとに良い人だ。あとはなんといってもオズマンディアスのマシュー・グードさんがかっこいい。チューリングがマシンに名付けた名前の由来を想像すると、ちょっとジンとする。学生の頃の友人に関係するだろうということは間違いなさそう。友人に暗号鍵の存在を紹介されたことで彼の一生は決まり、彼が一生を捧げたのは、マシンの頭を良くすること。「彼はどんどん頭が良くなる」というような台詞にはなんだか感動してしまう。既に知られているとおり、エニグマは解読されてそれが戦争の早期終結につながった。解読されてもその事実は秘密にされた。解読されたことを悟られてはならなかったから。そのために悲しむべき事態にも遭遇してしまう。でもこれは極秘事項。親にも言えない。戦争が終わっても言えない。チューリングに限らず、同意していたとはいえ、そんな境遇を強いられたチームのメンバーたちにもイギリスや連合軍は賞賛を与えるべきでしょう。チューリングが怪しいと追っていた刑事が、彼を前にしてあきらかに「捕まえなければ良かった」とでもいうような表情を見せるのが印象的。あと、ホルモン治療ってほんとにひどそうだ。チューリングが自殺したと言う最後のモノローグは悲しいですが、映画のラストシーンはけっこう好きかもしれない。晴れ。


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