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インターステラー(Interstellar) [DVDやら映画やら]

セピア色のオープニングがかっこいい。ワームホールは円の立体で球体状の穴らしい。ミラーが待っているはずの水の惑星。その星の海に降りるクーパーたち。撮影とかだとどっかの海で宇宙服のままうろうろしてたんでしょうか。でも広大な海と壁のような津波が印象的なシーンです。1 時間が 7 年というのではあせります。時間は相対的で過去へは戻れない。でも 5 次元の存在なら時間は物理的なもの。SF ネタの宝庫。この物語ではワームホールを航行可能な宇宙船の他、スーパーレーザーとか未来的なものが出てきません。SF というより科学物語に近そう。立方体のかたまりの TARS のデザインがかっこいい。動きというか構造が画期的。これがいちばん故障の少ないであろう形と思う。素敵な工業デザイン。海の中、彼がブランド博士を救うシーンは見所のひとつです。CASE は宇宙船内の人工知能のようですが、TARS も CASE も、シーンに合わせた調子で人間のように話すのが良いです。彼らの声優さんも良い。ブランド教授の言葉がほんとうなら、娘可愛さのプロジェクトとも言える。彼が秘密を抱えたままマーフを引き入れたのは、クーパーに悪いと思ったからか。この映画でいちばんの SF 的シーン である 5 次元でも話しは、色々と考え抜かれた結果なんでしょうが、ただのまっくらやみでもよかったんではないか。過去を物理的に表現するには、目の前に過去があれば良いんでしょうが、かといって、どんな表現が良いのかさっぱり分かりません。だいたいが、次元自体を誰が作り出すのか。もしこの 5 次元を使わずに物語が解決できていれば、もう少し現実的な世界になったんではないか。でもそれがあるから SF か。地球上の起こりえる過酷な世界と 5 次元。親子がオカルトらしい体験をした時点で、人類は助かっていたのか。もし最初にエドマンズの惑星に行けばどうだったか。色々考えますが、最後は愛をエゴと見るか偉大な力と見るか否か。魂にも数グラムといえ重さがあるらしいし、その質量分エネルギーがあったりする。愛が力であればなんともエコ。映画で見たときは気にならなかったが、おばあさんマーフは、「レクイエム・フォー・ドリーム」のエレン・バースティンさんだった。あの映画とはうって変わって幸せそうな病院シーンでした。面白かった。晴れ。


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