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電人ザボーガー [DVDやら映画やら]

一部と二部に分かれているというのが分かりやすい。どちらかといえば若い一部が面白いです。山崎真実さん演じるミスボーグが飛び回る登場が、笑えながらもけっこうホラー。ヨロイデスの唇場面も怖い。さすが井口監督。山崎さんはサイボーグで年取ることはないかなあと思うので、二部にも出てほしいんですがどうなることか。ザボーガーがバイクから変身するところはかっこいい。その逆も見事で、「トランスフォーマー」とかも、ちょっとは意識してるんでしょうか。敵との戦いシーンに重ねたオープニングがスピーディで素敵。監督すごい。Σのドン、悪ノ宮博士の「悪ノ宮」は本名だろうか。この世のどこかに同じ名前の人がいたりして。ヒーロー大門が空手着で特訓する姿にむかしのヒーローTVを思い出します。そんな訓練中の生身の大門をちゅうちょせず撃つ新田警部たちが非道。父、大門博士の母乳の件がバカです。その大門役が竹中直人さん、悪ノ宮が柄本明さんと、ベテランが固めてくれるのは監督のすごいとこ。悪の柄本さんがかなりシリアスなのに対し、すぐいなくなる竹中さんが笑えます。やられ方も派手です。25年という時間をかけて物作りをする悪ノ宮博士には感動します、悪役ですけど。大門博士が「~弟の遺伝子を動力源~」なんて何気なく言ってますが、まったく想像できません。遺伝子が動力? 東宝映画の博士ならもうちょっとましなことを言ってくれるでしょう。でも悪ノ宮博士の権力をエネルギーにするのも似たようなものか。バイク型ザボーガーにまたがった大門豊の敵の倒し方がけっこうえげつない。アクションシーンの蹴る時や風斬り音とかの効果音が懐かしい感じ。ミスボーグは後ろから見るとマグマ大使のモルみたいです。彼女が罰を受けるときは必ず四つんばい。いったい後ろから何をされているんだか。若い大門とミスボーグの関係を含め、子供のヒーローTVの中では見せられなかったお色気シーンです。ブルガンダーは横から見るとしっかり幌付きトラックというのが可愛い。議員役の木下ほうかさんが一部と二部通じて安定の嫌な役。若い大門豊役の演技が素晴らしい。佐津川愛美の良い子だけど適当な薄情感もあったりするところがけっこう好きです。まさかこんな役が来るとは思わなかっただろうなあ。渡辺裕之さんの吹っ切れ具合も面白い。ナイス配役でした。どっちかと言うと、熟年パートは短い後日談みたいなものにして、第一部の若い戦いを長ーく見たかった、かも。怪獣映画風味を足してくれたのはうれしいです。ザボーガーとブラックホークの、高所・空中・地上の戦いがスピーディーで見応えあり。作中の元ネタ集と言えるエンド・ロールが秀逸。晴れ・雪・風。


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