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逆転裁判 [DVDやら映画やら]

鮎川誠さんが博多弁をまくしたててレモンティーと言う映画。逆転裁判というゲームがもとになっているそうです。ゲームは実写ではなくてマンガ。そのゲームをしたことがありませんが、物語の世界にブレが無いし分かりやすい。最低な説明でも楽しめる見事な映画。セットが緻密。現在の法廷シーンでは映像が透明なディスプレイに表示されるのに対し、過去の法廷では、映像が巨大なブラウン管に映し出されてたりして設定が細かい。ナルホドウを始めとして、登場人物たちも現実とはかけ離れているけれども、この世界ではとても自然で違和感なし。髪型が最たる例。顔の演技が面白い。特に谷村美月さんのタコみたいな顔。桐谷美玲さんがしゃがむたびにあせる。「えいっ、やー」って感じの法廷シーンの証拠の出し合いがすごい。柔道一直線みたい。CGだからなんでもできるんでしょうけど。法廷でのナルホドウさんの身振り手振り顔振りが良い。舞台をこなしているからこそできることではないかなあ。主人公含め配役が良かった。頭が鳥かごというのがシュール。笑いながらも怖かった。監督すごい。みんなをずっこけさせるだけでなくて、ホラーも忘れてません。気が付けば、ナルホドウ+ミツルギ+ヤハリの幼馴染 3 人の物語でした。特にヤハリ。裁判とは遠い立場ですが、いちばん事件のカギを握ってたりする。裁判の進行に困ったら適当な話しで時間稼ぎするナルホドウ。その彼の顔が自信に満ちていくのも見もの。考えると「サイレント・ヒル」とか「バイオ・ハザード」も、もともとはゲームなわけで「逆転裁判」が実写映画になってもおかしくない。変にストーリーや世界観が広まっているアニメとかよりも映画にしやすいんでしょうか。裁判を傍聴する人たちも単なるエキストラではないようで、この辺りは監督の人徳だと思いたい。でも開始早々の日テレマークには萎えます。雪・風・晴れ。


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