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リヴィッド(Livide) [DVDやら映画やら]

静かな海岸、砂浜でカニが群がっているものに引く。壊れた車。事故でもあったのか。石の無骨な十字架をはじめとして、とにかく十字架だらけ。タイトルロールを見るとフランス語のようです。バス停みたいなところで座っている少女。この構図は他の映画でも良く出てきそう。少女の目がオッド・アイ。映画ではヘテロクロミアと言ってます。少女はリュシュ。彼女は迎えにきた女ウィルソンに連れられて介護が必要な人の家を訪問する。どうやらヘルパーの研修かしら。そして出会った寝たきりのデボラ。酸素とかの管を挿管されたデボラの姿はなんだかエイリアンのミイラ。ウィルソンの目つきも怪しい。この家にはお宝があるとか胡散臭いことを言います。だからリュシーに来るなと言ったのか? 自転車の少女の横を通り過ぎるときも何だか変。そういえば女の子の白いタイツはバレエのタイツなのかも。その他、リュシュは何だか感が強そうだし、その友達はちょっとおバカっぽいし、みなさん怪しそう。しかしいちばんのお楽しみはデボラのお宝。いったい何なんでしょうか。怖いものがいっぱい出てきますが、屋敷自体が怖い。これは何かなあと思ったら「サイレント・ヒル」な雰囲気もありそう。少女っぽいリュシュの胸にも驚く。全身を見るとぽっちゃりな彼女は、昔なら河合奈保子か柏原芳恵か。事件の真相がけっこう意外。怪しげな器具や機械仕掛けがゴシック感を盛り上げたり、そう思ったら殴る蹴るのファイトに、ファンタジーでしめる。何でもありのすごい展開。デボラもけっこう何でもあり。彼女はいったい何者? 最後の目の感じからすると二人は入れ替わったのか。だからアナと呼んでいたんだろうなあ。そうすると最後に解放されたのはあの人なわけですが、二人の表情を見るとハッピーエンドということか。「屋敷女」つながりで見ましたが、「屋敷女」とは全然ちがう雰囲気。「屋敷女」が現実的な怖さだとしたら、この映画にはファンタジーな要素が追加されてます。ウィルソンの子役が良く似てました。もしかしてオープニングはラストで、カニが群がってたのがあの人で車があの人の車だったりして・・・なんてことは多分無いです。面白かった。晴れ・雪。


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