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ダークスター(Dark Star) [DVDやら映画やら]

オープニング。テレタイプのカタカタ音がなつかしいです。あとピコピコ音も。植民地を開拓するためにじゃまな小惑星を破壊していくという設定がすごい。船長がいなくなったという設定がみそ。残った乗員たちはなんだか頼りない・投げやり・短気。しかしいつもドームにいるタルビーはちょっとちがいそう、などと期待してみる。コンピュータと装備のやり取りが面白い。3人が食事するシーンの壁にある操作パネルは、おそらく絵だろうなあ。ピン・バックが見る「My Dialy」と書かれたメディアは8トラックテープだろうか。「My Dialy」は個人による個人セラピーのようなもの。これが無ければピン・バックは狂いまくっていたかも。「My Dialy」で語るピン・バックの素性はほんとかどうか分かりませんが、結局彼はこの船に合っていない人間だったのか。乗組員の中でいちばん素性を語られないのはボイラー。彼はただの暴君。ドリトルが困ったときに助けを請う相手に驚く。この発想が現実になればすばらしい世界。人は死んでも死なない。脳死について新しい解釈だったのかも。コメディ的なシーンなのにほんとにすごい。指導力が無い人間がチーフになることがどれだけ恐ろしいかという映画、だと思いましたが、なんだか違うようです。おそらく人間とコンピュータがどれだけ対話できないかということかも。共存のユートピアなんかありません。結局理屈で負けて身勝手さで自爆するのは人間でした。宇宙空間の映像は今とは比べ物になりませんけど、ダークスター内の様子は、映像が荒いせいもありますがけっこうかっこいいです。バルーンに足がついただけのエイリアンも安っぽさを超えてかっこよく見えます。後から思いましたが、この映画のユーモアは「銀河ヒッチハイク・ガイド」のエピソードのひとつ、もしくは番外編と考えても面白いかも。面白かったあ。晴れ・寒すぎる。


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