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藁の楯 わらのたて [DVDやら映画やら]

何だ日テレか・・・テレビ局や広告会社の名前がでかでかと出ると引いてしまいます。トレーラーがひっくり返るシーンがすごい。大きいスクリーンで見たときは、まるでハリウッド超大作。大沢たかおさんがかっこいい。ゲスな人が徹底的にゲス。古くはクリント・イーストウッドにブルース・ウイリスと、犯人とか証人を護送するが味方にじゃまされるという話しは多くありました。この映画は警察内部だけでなく、全国民を巻き込んでじゃまするんですから護送する人はたまったもんではありません。飛行機の整備士が捕まったって、いったい何人殺す気だったのか。色々と配役が良いんですか、主役級の中では松嶋菜々子さんが良いです。高速道路で襲われたときに、「どけ!」と言って運転を代わるところもかっこいいです。犯人がロリコンなせいもあって、その対極、いわゆるおばさんに分類される女性を犯人の近くに置いたんだろうか。彼女のメールが大写しになったときは少しホロっとしました。法治国家である以上、犯罪は法律で裁かれるべきなのは当然で、そこに私怨とか欲が入ってはいけません。武士の時代ではあるまいし、仇討ちだっていけません。それに対して真っ向からケンカを売る映画。しかし、首謀者のじいさんも、全国民と言わず、その手の人とか、警察限定でこっそり頼めば良かったんじゃない?と思ったりします。当たり前ですけど、じいさんの目的は犯人を亡き者にすることもありますが、さらし者にし、追い詰め、恐怖を与えることも重要だったんだと思うので、全国民なんでしょうねえ。しかし映画を見ていて興味がわいてくるのは、ゲス過ぎる犯人の更生はあるのかないのかですが、最後はどうなるんでしょうか。犯人護衛にあたる四人が出てくる場面では、あの人絶対やるよなあというフラグが立ちっぱなしの人がいます。さてこれはミスリードか否か、楽しみになります。永山絢斗さんの散髪したてのような髪型が清々しい。子供を迎えにラストは良かった。その前で終わってると、やりきれなさと怒りだけが残るので。唯一スカッとするのは、列車の中の銃撃戦で、見るからに悪そうな人が倒れていく様です。松嶋さんの「賞金がなければよかったのに」、大沢さんの「金の話しが出てくると・・・」の台詞が良かった。タイトルにわざわざ「わらのたて」なんてひらがなを添えているのは、読めない人がいるだろうなあと思ったからですか。寒い。


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