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トロール・ハンター(Trolljegeren/The Troll Hunter) [DVDやら映画やら]

初めて見たときもまた見ても面白かった。フェイク・ドキュメンタリー。知っている役者さんが一人もいないところもドキュメンタリーっぽい。トロールの習性とか匂いとか、現実にありそうな設定だけではなく、宗教を嗅ぎ分けるとか、ちゃんとファンタジーぽいところもあったりするのが面白い。ノルウェーという場所もファンタジーな感じ。もしかしてリアル・ムーミンなんだろうか。トロールの鼻がアレに見えるのは、何かを象徴しているのかも。何かといってもなんだか分かりませんけど。宗教、つまり神を信じる者を好まない性質のようですが、これはトロールたちが神を嫌いだということか。トロールは神が作り出したアウトサイダー、いや、もしかしたら彼ら自身が本当の神もしくは使者なのかもなあ。トロールの倒し方も面白い。「トロール駆除記録」の用紙が欲しい。取材者はトロールハンターを「ヒーローだ」と言う。しかしはハンターは、「俺がやっているのは汚い仕事だ」と答えます。確かにある生物・生命を無かったものにする行為は、たとえ人間とは思えない生物としても正当化できるはずはないでしょう・・・普通は。大きいの小さいの、森の奴に山の奴、体型もちがっていたりと、トロールにも色々種類があるところが良いです。こういうのを考えるのは楽しかっただろうなあ。最後に大きめがドーンというのは「○○の巨人」みたいです。そういえば巨人の中身が空っぽっぽいのも似ている気がする。大きなライトがメーザー光線銃を思い出させたり、作り手にはそんなつもりは全然無いでしょうけど、この映画は怪獣映画の良い見本、良作だと思います。ちゃんと科学者も出てくる。トロールが死んでしまうときの現象の理由とかを、自信たっぷり、かつシリアスに丁寧に教えてくれます。やっぱり怪獣物には科学者が欠かせません。晴れ・寒い。


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