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バタフライ・エフェクト(The Butterfly Effect) [DVDやら映画やら]

悪い過去は悪い元を絶てば良くなるんでしょうが、パラドックスというんでしょうか。何かをしたら何かが変わってしまう。つじつまが合わなくなってしまうんでしょうねえ。ある未来はみんなにとって素敵だが、本人には最低になっていたこともありえます。みんなに素敵な未来にするのは大変です。この映画では幼なじみの兄貴とパパさえある時点から存在しなきゃ将来は安泰だったんだと思う。何かの事故とかで。主人公エヴァンの能力がパパと関係するところが話しを面白くさせています。パパの存在が主人公にとって重要なヒントになりそうなので。子供時代の凶悪ないたずらもぞっとしますが、大人としていちばんスペクタクルなのは刑務所のシーン。ああいうのを見ると絶対入りたくないなあと思います。学生になったエヴァンのゴスで太ったルームメイトが、その姿のわりにと言ったら失礼ですけどけっこうまともでしかも強い。案外いい友達かも。能力が出てしまう時の、文字が踊るエフェクトが面白い。しかしある時点に移ってしまうたび、そこで順応するのは大変そう。ある未来になるたびに、過去の情報がフラッシュバックされる。その設定が面白い。たしかに何十年分の情報が頭の中を駆け巡ったら、鼻血だって出るだろう、頭の血管だって切れそうです。目をさましたらあれが無くなっている・・・けっこう動揺するな場面もありました。気が付いたら女性になっていたなんてこともありえそう。冒頭のシーンがあとから出てくる違う未来へとつながっていたり、いろんなシーンをきちんと解決してくれるところが気持ちいい。自分の能力の肝になるものの存在を否定されるシーンでは、この先がどうなるかとハラハラさせてくれます。たぶん父親も同じような思いをしたんでしょう。そこでエヴァンが利用したものは何か? うまい解決だなあと思いました。すべてを解決するために彼がした会話とは? なんだかんだといちばんかわいそうなのはレニーと彼のお母さんかなあと思ったが、とりあえずはハッピーエンドか。エヴァン、よくがんばりました。最後の曲はオアシスだったんだなあ。劇中では、BAUHAUS の「DARK ENTRIES」もかかってた。かっこいい。エッチの最中にほんのちょっとですけど。最初が良いと続編とかが作られますが、見るのが怖い。晴れ・雪。


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