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万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳- [DVDやら映画やら]

東宝なのは良いですが、TBS だったか。日仏文化協力90周年らしい。それなのでフランスの方も出てます。どうせなら流泉寺役をフランスの方にしてもよかったんではないかなあ。綾瀬はるかさんは凜田という役で鑑定士。「万能」というだけあってなんでも鑑定するらしい。松坂桃李さんは小笠原というパッとしない記者。いわゆるイケメンがパッとしない役をすること自体無理があります。この二人がたまたま同じ現場に立ち会ってしまうんですねえ。つかみとでも言うんでしょうか、出だしが面白いです。しかし、だいじな鑑定の打ち合わせに、断りも無しに記者が立ち聞きしていいものか。パリでモナ・リザ学芸員の候補になったと思ったら、今度は軽井沢で講義。そして騒動に巻き込まれる話し。モナ・リザの瞳に関係があるらしい。それはモナ・リザの真偽にかかわることですが、いってしまえば都市伝説のようなものかもしれないので、そんな陰謀話しとかよりも、鑑定士Qこと、凜田の個性の方が面白い。昔は出来が悪かったが、だんだんと頭がよくなって、超人的な知識の吸収力を身につけたのは才能か努力か。彼女がいかにして万能鑑定士Qになることができたのか。経験の中で会った人々のおかげもある様子。彼女を知る人の証言や過去の姿を織り交ぜて簡潔に説明してますが、次回があればその辺をもうちょっと突っ込んで知りたいです。凜田は事件に巻き込まれたというより、もともと予定外の人だったんだろう。人並み以上に知識を吸収してしまうことや純粋で天然そうな性格が仇になってしまったか。炎を前にした小笠原というか松坂さんの演技がすごく良いです。あと小笠原が「角川書店の記者です」と実在の会社名を告げるのも面白い。けっこう最後は感動します。果たしてどんでん返しのラスボスはありか?というのも面白いところ。ここで本田博太郎さんあたりが出ていればフラグ立ちっぱなしです。鑑定といえば、モナ・リザの真偽を裏側で確かめるとは、うまいこと考えたなあと思いました。絵そのもので鑑定すると化学分析とかいろいろ必要になると思うので。パリでの学芸員試験も偽物を見破る技量というよりは、直感とか裏を読むような技。この映画の話しはルパン三世とかに置き換えても良いかも。エンドロールのパリっぽい音楽が良かった。変な日本語の歌を入れるよりぜったい良い。テレビの2時間番組でもいいので、2弾、3弾と続編をやってほしいもんです。晴れでも寒い。


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