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ホラー・シネマ・パラダイス(All About Evil) [DVDやら映画やら]

1984年のヴィクトリア劇場から始まります。おしっこでああなるとは。過去の映画ポスターをオマージュしたタイトルロールがほんとうに素敵です。画面の色合いがいい感じです。父親が残した劇場の存続の話し。劇場を売りたい母親はスターになりたかった娘に対してほんとうにひどいことを言います。雰囲気的に継母だろうか。主人公デボラと映写技師のおじいちゃんの二人だけで進むかと思ったら、個性的な仲間が加わるのが楽しい。バカそうな男はなんかやらかしそう。微妙に美人な双子のラストが強烈。二乳物語のくだりで、中世の扮装で縫い物をしている主人公がかわいい。なんだかんだと携帯電話は使っちゃダメよのコマーシャルになっているのが面白い。首の入らないギロチン台をあんな風に使うとは・・・。犠牲になるのは、デボラの気に入らない人。上映中に携帯電話を鳴らしたり、扉をドンドン叩いたり、口上を無視した上に映画が始まるのにトイレに行く人。「この劇場に命をふきこんだ」というのが、この映画最大の皮肉だけど合う言葉。デボラというの名は、「デブ」と呼ばれるんだなあ。最初は「おデブちゃん」とからかっているのかと思いました。そんなデボラがだんだんと美人に見えてくる。人は自信がつくと豊かになるものなんでしょうか。ちゃんとおっぱいが見えるシーンあり。ゴスで太目の女性が憎めない。クレアのあそこにちゃんとピンクの携帯電話が置いてあるのが紳士的。友達ジュディの顔の変わりようが面白い。ラスト、スティーブンとママの、相手への駄目押しにがくぜんとする。あんな状況じゃしかたないですけど。エンドロールの、デボラ監督による映画のポスターが楽しい。劇中の「二乳物語」「じゃじゃ馬口封じ」「殺人と平和」とかの他、「The Diary of Anne Frankenstein」、「The Satanic Nurses」、「MacDEATH」とかのポスターもあった。うーん見てみたい。原題「All About Evil」もしっかり「イヴの総て」のオマージュなんでしょうねえ。どうせなら邦題は、「イービルの総て」にしてもよかったんでは? スター監督にのし上がろうとするデボラはイヴでもあります。面白かった。雪。


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